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初恋ロスタイム【映画】結末ネタバレ考察!小説から紐解く青年医師の正体は?

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2019年9月20日(金)公開の映画「初恋ロスタイム」。

仁科裕貴さんの同名の小説が原作で、1時間だけ時が止まるという現象に遭遇した主人公:相葉孝司が、自分の他にもう一人動くことのできる少女:篠宮時音に出会ったことで始まる青春ラブストーリーです。

今回は、映画「初恋ロスタイム」の登場人物から簡単なあらすじ・内容を、小説を元にして結末まで見ていきましょう。

そして、小説にはいない映画オリジナルのキャラクター:浅見一生について考察します。

※小説版のネタバレが多く含まれるため、ネタバレNGの方は注意してください。

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初恋ロスタイム【映画】登場人物は?

初恋ロスタイム【映画】主な登場人物

主人公相葉孝司(あいばこうじ)

俳優:板垣瑞生

予備校に通う浪人生だが、実力以上の大学を目指す気はなく、目標のない毎日を送っている。

授業中、突然自分以外の世界が静止する現象”ロスタイム”に巻き込まれる。

「頑張っても仕方ない」とすぐに諦めてしまうタイプだったが、篠宮時音と出会ったことで変化していく。

幼い頃に母を亡くし、父と二人暮らしだが会話は少ない。

ヒロイン:篠宮時音(しのみやときね)

俳優:吉柳咲良

静止した世界”ロスタイム”で、主人公:相葉孝司と出会う女子高生。

吉備乃女学院の生徒。

正義感が強く、好奇心旺盛で、ものをズケズケと言うタイプ。

“ロスタイム”の世界で相葉孝司と青春を謳歌するが、実は誰にも言えない秘密がある。

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青年医師:浅見一生

俳優:竹内涼真

“ロスタイム”という現象を過去に経験していて、この現象の真実を知る医者

青年医師:浅見一生の奥さん

俳優:石橋杏奈

夫である浅見一生の務める病院に入院している。

篠宮時音相葉孝司と同じく、“時間が止まる”経験をした過去を持っている。

主人公の父親:相葉誠司

俳優:甲本雅裕

主人公:相葉孝司の父親で、妻を亡くしている。

厳しい父親のように思われているが…。

初恋ロスタイム【映画】簡単なあらすじ

「昔ね、時間が止まったことがある」

青年医師(竹内涼真)はある夜、「UFOを見たのに、誰も信じてくれない」と言う患者の少年に、かつて自分の身に起こった不思議な現象について語り始める。

そして、そのときに出会った“大切な人”の存在を彼は思い出していた…。

冴えない毎日を送る浪人生の相葉孝司(板垣瑞生)は、ある日<世界の人、モノ、車…自分以外のあらゆるものが突然ぴたりと静止する>という不思議な現象に遭遇する。

時刻は12時15分。

授業中だった孝司だけがなぜか動くことができた。

予備校を出て街に繰り出すと、自分以外に唯一動ける少女・篠宮時音(吉柳咲良)に出会う。

毎日12時15分から1時間だけ起きる、その不思議な時間を“ロスタイム”と名付け、一緒に過ごすうちに二人の距離は近づいていく。

孝司はかつて医者を目指していたが、自身の母の死をきっかけに、「どうせ頑張っても無駄」だと、挑戦する前から諦めてしまう様になっていた。

そんな孝司だったが、たとえ明らかに無理だと思われることにも最後まで決して諦めず、
二人で過ごすロスタイム中にも次々と「挑戦」しようとする時音に少しずつ感化され、
変化していく。

冴えなかった孝司の日々が、にわかに輝き始めた―。

「ロスタイムじゃないときも会いたい」と思いをぶつける孝司。

しかし、「ごめん、孝司にはもう会えない」と、時音は孝司の前から姿を消してしまう。

実は彼女には、孝司に言えない大きな“秘密”があった―

青年医師がかつて経験した“ロスタイム”のときに出会った大切な人とは?

孝司と時音、二人の恋の行方は・・・物語は想像もしない<奇跡>へと向かっていく―

引用:初恋ロスタイム公式サイト

映画「初恋ロスタイム」は、野﨑まどさんの同名小説が原作です。

内容は、主人公:相葉孝司板垣瑞生)と、ヒロイン:篠宮時音吉柳咲良)が時が止まった不思議な時間”ロスタイム”の中で恋をするという切ない初恋ラブストーリー。

“ロスタイム”の意味を知った時、とてもスッキリすると同時に涙無しには見れないような展開が待っています。

もちろん、主演二人の甘酸っぱい恋愛模様にも注目ですよ。

映画と小説では展開が異なるので、どちらも楽しんでみてくださいね^^

※ここから先は小説版の結末までのネタバレがあるので注意してください。

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初恋ロスタイム【映画】結末ネタバレ考察!

小説と映画で違う出会い方と人物像

まず、主人公:相葉孝司板垣瑞生)は、小説版では高校生でしたが、映画版では予備校生になっています。

相葉孝司は、小さい頃から勉強一筋で、周りからはガリ勉と馬鹿にされ、友達もいないどころか女子ともまともに話したことがなく、ダサい黒縁メガネをかけているという散々な設定(小説版)ですが、映画版では、実力以上の大学を目指す気のない、目標のない毎日を送っているイケメン予備校生に変貌しています。

また、小説では、主人公に突然巻き起こった毎日13時15分から1時間だけ時が止まる不思議な現象”ロスタイム”を利用して、女子の隣に座りたいという欲望を叶えようとします。

そして、吉備乃学院という女子校に向かった先で、ヒロインの篠宮時音吉柳咲良)に出会って、段々と親密になっていくという流れです。

しかし、映画では、相葉孝司が、予備校の授業を受けている最中に突然時間がストップし、その現象に慌てて自分以外の動ける人を探すという流れに変わりました。

そして、公園の噴水の近くで篠宮時音の笑い声が聞こえてきたことで、二人が出会い親密になっていきます

ヒロインの篠宮時音に関しては、特に設定に変更は無く、吉備乃女学院の生徒で、正義感が強く好奇心旺盛、ものをズケズケと言う女子高生というのに変わりはありません。

主演の板垣瑞生さんのキャラクターやイケメン度的にも、女子と話したことが無くて、隣に座りたくて女子校に行くという設定には無理があるので、良い改変だと思います^^

映画版では、時間停止が13時15分から12時15分に変わったのは、カップルの手作り弁当イベントを作るためかなと思いました。

ロスタイムのルール

12時15分から1時間だけ世界の時が止まる。(小説では13時15分)

・止まっているモノに強い力を加えると、元の状態に戻る。

・ただし、人間は戻らない。

・時間停止から1時間が経過すると、その間の出来事は全てリセットされる。

・リセットされると、時間停止が始まった場所まで戻される。

・記憶は無くならない。

恋の行方と真実

※ここから先は、小説を基に書いています。

相葉孝司板垣瑞生)と篠宮時音吉柳咲良)は、”ロスタイム”で出会って恋をして、デートを重ねていきます。

しかし、相葉孝司は、だんだんと”ロスタイム”の1時間しか会えないことや、”ロスタイム”以外のことを話そうとしない篠宮時音に対して、もっと会いたい気持ちや知りたい気持ちが膨らんでいきます。

ある日、いつもより早く篠宮時音の通う吉備乃学院の近くに到着してしまった相葉孝司は、近くのコンビニで”ロスタイム”が来るのを待っていました。

“ロスタイム”になりコンビニの外を見ると、吉備乃学院に向かう篠宮時音を目撃してしまいます。

授業中のはずの篠宮時音が、なぜ吉備乃学院に向かうのか。

篠宮時音に秘密があることに気づいた…というか気づいていた相葉孝司は、とんでもない真実が隠されていると思い、怖くて言えませんでした。

そして、篠宮時音のことを知りたいという想いが強くなった相葉孝司は、吉備乃学院に通う非常勤講師の姉に尋ねます。

そして、とんでもない真実を知ることになるのです。

それは、篠宮時音がずっと総合病院に入院していること

“ロスタイム”の時間に病室を訪れた相葉孝司は、篠宮時音から説明を受けます。

ウィルソン病という病に冒されていること、肝臓の一部を移植すれば治ること、母親を亡くしていて離婚していた父親には移植を断られたこと。

父親に断られたことを知った(父親にとって他人であり、亡くなっても関係無いと思われていると思い込んだ)時間が、12時15分だったのです。

つまり、毎日12時15分が来るたびに、父に捨てられて亡くなる運命だと思い出したと語る篠宮時音の想いが、”ロスタイム”の原因でした。

そして、関係を終わりにしようと告げる篠宮時音だったのでした。

ウィルソン病とは

遺伝子の変異によって、銅が胆汁中へ排泄されることが阻害され、全身臓器に銅が溜まり組織障害を引き起こすという難病です。

肝機能障害・神経症状・精神症状・腎障害など、全身の臓器障害が起こり、肝不全となった場合は、肝移植の対象になるとのこと。

ロスタイムの理由

相葉孝司板垣瑞生)は、なぜ篠宮時音吉柳咲良)が原因の”ロスタイム”で自分が動けるのか理由を探りました。

それは、篠宮時音が自分に助けを求めていたということ。

そう思った相葉孝司は、篠宮時音の父親を説得します。

実は、篠宮時音の父親も”ロスタイム”に巻き込まれていたのです。

※ 小説版では父親は学校の先生ですが、映画版では違うかもしれません。わかり次第追記します。

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結末は…

時が経ち、相葉孝司板垣瑞生)の“ロスタイム”は短くなってきていました。

その理由は篠宮時音吉柳咲良)のストレスの原因が取り払われているからだなと思い”ロスタイム”を過ごしていると、篠宮時音に再開します。

そして、肝移植をすることになったことや、一緒に過ごしてくれたこと、ロスタイムに意味をくれたことの御礼を言い、幸せそうに笑う篠宮時音は、”ロスタイム“が終わると共に消えてしまいました。

半年後、相葉孝司の前に現れた篠宮時音の父親に、病室に案内されます。

そこには沢山のチューブに繋がれた篠宮時音の姿が。

最初の肝臓の手術は成功したが、身体が脆くなっていて半年で4回手術したことや、手の施し用がないほど悪化していることが告げられました。

“ロスタイム”が長くなっていると語る篠宮時音)。

一方、相葉孝司の”ロスタイム”はとっくに消えていました。

現実の篠宮時音は、1日のうち23時間が脳死に近い状態にあり、このまま”ロスタイム”が拡大すると永遠に眠り続けるのではないかと考えました。

何をしたらいい、何ができる?と聞く相葉孝司

篠宮時音は、眠るまでそばにいて欲しいと語ります。

そして、訪れる12時15分。

彼女は笑顔のまま眠りにつくのでした。

全ては病室から始まったことを知った相葉孝司

相葉孝司は、篠宮時音の幸せを願い、一緒に過ごす終わらない日々を想像しながら、涙を流します。

そして、”ロスタイム”の中にいる篠宮時音は、永遠に相葉孝司と一緒に過ごせることを喜び、自分の人生を語るのでした。

ロスタイム

あれから、長い年月が経ちました。

ふと目を覚ました篠宮時音吉柳咲良は、病院のベットにいました。

どうして意識が戻ったのかわからず悩んでいると、白衣を着た医師が入ってきます。

その医師の顔を見て、全てを悟りました。

医者になる夢を叶えた相葉孝司(板垣瑞生)が、篠宮時音を治療したのでした。

二人の初恋ロスタイムは、これからも続いていく。

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初恋ロスタイム【映画】考察:浅見一生はどんな役?

だいぶ省きましたが、小説版「初恋ロスタイム」は、ハッピーエンドでした。

原因もわからない難病をどうやって治したのか、その間どうしていたのか、といった突っ込みもあると思いますが、とにもかくにもハッピーエンドでした。

では、映画オリジナルキャラクターの浅見一生(竹内涼真)はどんな役なのでしょうか?

最初、浅見一生は青年医師とだけ紹介されていたので、浅見一生竹内涼真)は相葉孝司(板垣瑞生)の成長した姿で、奥さんは篠宮時音吉柳咲良)の成長した姿なのかなと思っていました。

しかし、名前が浅見一生として紹介され、奥さんは篠宮時音相葉孝司と同じく、“時間が止まる”経験をした過去を持っていると公式で明かされています。

そこで考えたのが、浅見一生の奥さんも何かしらの難病を抱えていて、献身的に尽くしてくれる浅見一生に何もしてあげれないことから「何も返せない」と語り、心が離れたことで、”ロスタイム”は過去のものになっているのではないかなと思います。

そして、相葉孝司篠宮時音の影響で、それでも二人で一緒にいたいという流れになるのではないかと考えました。

また、相葉孝司は、浅見一生に習って篠宮時音のために医者を目指すという締めくくりではないでしょうか。

本編のラストで相葉孝司篠宮時音を治療するために医者を目指し、浅見一生は奥さんを最後まで大切にするという流れ

そして、エンディングの後に流れる映像で、成長した相葉孝司(板垣瑞生)篠宮時音吉柳咲良)に会うシーンで終わるというのがしっくりくるかなと思いました。

果たしてどんなエンディングを迎え、浅野一生はどんな役柄なのか。

ぜひ皆さんの目で確かめてみてくださいね^^

※ 公開され次第、ネタバレを追記します!

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初恋ロスタイム【映画】まとめ

映画「初恋ロスタイム」は、1時間だけ時が止まるという現象に遭遇した主人公:相葉孝司が、自分の他にもう一人動くことのできる少女:篠宮時音に出会ったことで始まる青春ラブストーリーですが、実は篠宮時音は難病を抱えていて、病室で亡くなる寸前だったという展開でした。

今回はあえて登場人物の心情の表現を軽めにしたので、ぜひ映画館で、人に恋することや好きな人を想うことの素晴らしさを体感してみてください^^

初秋の雰囲気にピッタリの映画だと思いますよ。

映画「初恋ロスタイム」は、2019年9月20日(金)公開です。

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