2019年6月7日(金)に公開のアニメ映画「海獣の子供」。
映画「海獣の子供」は、主人公が二人の少年に出会い、家族との関係に悩みながら壮大な海の奇跡に関わっていく、海をテーマにした生命誕生の物語です。
そんな映画「海獣の子供」の音楽を久石 譲さんが担当することになりました。
そこで今回は、久石 譲さんのプロフィールから、これまでの作品まで紹介していきたいと思います。
海獣の子供【映画】の音楽は?
STUDIO4℃×#久石譲
圧巻の映像美と壮大な音楽に
息を呑む60秒—。映画『#海獣の子供』予告編、ついに解禁!
6.7[金]全国公開https://t.co/yFEsZZMgMg原作:#五十嵐大介 pic.twitter.com/X4pAjBDXGa
— 映画『海獣の子供』公式 (@kaiju_no_kodomo) 2019年4月9日
アニメ映画「海獣の子供」は、五十嵐大介さん原作のマンガを基に「鉄コン筋クリート」で評価の高かったSTUDIO4℃が制作し、渡辺歩さんが監督をしています。
実際の海を感じさせる神秘的で綺麗な表現と、海の怖さや地球の生命の神秘を感じさせる壮大な物語に、音楽という彩りをつけるのは、スタジオジブリの音楽を担当することで有名な久石譲さんです。
久石譲さんが長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」以来6年ぶりだとのこと。
映画「海獣の子供」について、久石譲さんはこんなコメントを残しています。
この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。
全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。
宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。
音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します。
久石 譲
引用:公式サイト
ちなみに、ミニマル・ミュージックとは、音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽のことです。
久石譲さんの音楽は、ピアノの音色やオーケストラで自然を感じさせる楽曲を奏でるイメージですが、ミニマル・ミュージックでどのような音楽に仕上げるのかとても楽しみです。
映画「海獣の子供」では、久石譲さんはかなりのチャレンジをしたとのことなので、いつものジブリ的な音楽とは違った雰囲気の楽曲が聞けるかもしれませんよ^^
海獣の子供【映画】音楽担当の久石譲とは?
久石譲のプロフィール
6/5(水)に『海獣の子供』オリジナル・サウンドトラックの発売が決定しました❗
久石 譲のスタジオジブリ制作『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来となる、長編アニメーション映画の🎼劇伴🎼の全容を是非お確かめ下さい!https://t.co/LDzfXSInJc#海獣の子供 #久石譲 pic.twitter.com/VSe2f1oXSA
— 映画『海獣の子供』公式 (@kaiju_no_kodomo) 2019年4月5日
芸名:久石譲
本名:藤澤守
誕生日:1950年12月6日
出身地:日本 長野県中野市
出身高校:長野県須坂高等学校
出身大学:国立音楽大学の作曲科
夢:時代や国境を越えて聴かれ演奏される音楽を創作すること
幼少の頃から高校教師の父に連れられて、4年間連続で年間300本あまりの映画を見続けたことが、現在の仕事に強く影響を与えたとのこと。
ちなみに、久石譲の名前の由来は、大学在学時に活躍していたクインシー・ジョーンズの名前をもじり、漢字を当てはめたそうですよ。
久石譲の経歴
1番好きなのはこの曲。何も言う必要がないhttps://t.co/tttS2c3TfQ
— みー (@mimimimisery) 2019年4月18日
4歳の時から「鈴木鎮一ヴァイオリン」教室でヴァイオリンを習い始めます。
中学校では吹奏楽部に所属し、トランペットを担当。
演奏よりも部活用の譜面を書いて周囲に聞いてもらえるのが嬉しいと思ったことから作曲家を志すようになったんだとか。
また、須坂高校在学中に話声や対位法などの音楽理論を学び、月2回東京に通って島岡譲のレッスンを受けていたとのこと。
国立音楽大学に入学後、引き続き島岡譲に習い、在学中にコンサートの楽曲提供やプロでユースを行なっていたそうです。
そして、20歳の時に、ミニマル・ミュージックに出会い、影響を受け、現代音楽の作曲家として活動を開始することに。
その後、1974年に「はじめ人間ギャートルズ」の音楽を担当し、商業デビューを飾ります。
現在は、本籍をクラシックに移し、映画音楽とともに活動しているそうですよ。
こうしてみると、久石譲さんがいかに音楽に生きてきたのがすごくよくわかりますね。
久石譲さんは絶対音感は持っておらず、特徴的なピアノの音色や心に響く綺麗な音楽は、幼少の頃からの努力の賜物だったのですね^^
海獣の子供【映画】久石譲のこれまで担当した作品
一番大切な約束は、言葉では交わさない。#海獣の子供 pic.twitter.com/digQFMDhFs
— 映画『海獣の子供』公式 (@kaiju_no_kodomo) 2019年4月17日
久石譲さんは、1971年以降数々の作曲を行い、1982年を皮切りに多数のオリジナルアルバムやコンピレーションアルバムを発売しており、テレビCM・ゲーム・舞台・施設のイベント・アニメ・テレビ番組のテーマ曲・ドラマなど、とんでもない量の作品を手掛けています。
そして、映画音楽を中心に、スタジオジブリの宮崎駿監督作品の29年間全ての長編アニメーション映画の音楽を担当しています。
宮崎駿監督全ての作品を手掛けているというのが、本当に凄いですね^^
また、北野武監督作品も、これまで7作品の音楽を手掛けているとのこと。
今回は、あまりに久石譲さんの携わった作品が多すぎるため、担当した映画音楽の一部を抜粋して紹介していきたいと思います。
久石譲の携わった映画音楽(一部抜粋)
風の谷のナウシカ(1984年) 〜 風立ちぬ(2013年)までの宮崎駿監督全ての作品
名曲summerでお馴染みの「菊次郎の夏」(1999年)
パラサイト・イヴ(1997年)
HANA-BI(1998年)
BROTHER(2001年)
男たちの大和(2005年)
おくりびと(2008年)
私は貝にないたい(2008年)
悪人(2010年)
東京家族(2013年)
奇跡のリンゴ(2013年)
家族はつらいよ1と2(2016年、2017年)
海獣の子供(2019年)
久石譲さんの音楽は、スタジオジブリ作品で有名なので一度は耳にしたことがあると思います。
邦画では、比較的シリアスな映画が多いように感じました。
それは、久石譲さんの弾くピアノやクラシック音楽・オーケストラが、人の心の繊細さを表現するのにピッタリだからだと思っています。
最新作「海獣の子供」でも、壮大で神秘的な海を、音楽で見事に表現しています。
余談ですが、長女で歌手の麻衣さんは、4歳の頃、映画「風の谷のナウシカ」で劇中曲を歌っているそうですよ。
まとめ
久石譲さんは、数々のオリジナルアルバムを発売し、ピアノやオーケストラで、クラシック音楽や映画音楽に携わっている凄い人です。
スタジオジブリの宮崎駿監督作品の全ての音楽を担当しているため、聞いたことが無い日本人はいないのではないでしょうか。
そして、最新作の映画「海獣の子供」では、ミニマル・ミュージックを使用し、壮大で神秘的な音楽を手掛けているそうですよ。
ぜひ音楽にも注目して映画を観てみてください。
映画「海獣の子供」は、2019年6月7日公開です。