2019年6月7日(金)に公開のアニメ映画「海獣の子供」。
映画「海獣の子供」は、主人公が二人の少年に出会い、家族との関係に悩みながら壮大な海の奇跡に関わっていく、海をテーマにした生命誕生の物語です。
その映画「海獣の子供」の監督を務めるのは渡辺歩さんです。
今回は、渡辺歩さんのプロフィールから、関わった作品や評判について掘り下げていきたいと思います。
コンテンツ
渡辺歩監督のプロフィール
それでは、さっそく渡辺歩監督のプロフィールを見ていきましょう。
渡辺歩監督のプロフィール
名前:渡辺歩(わたなべ あゆむ)
誕生日:1966年9月3日
血液型:A型
出身地:東京
渡辺歩監督は、まさかのドラえもんと同じ誕生日なんです。
動画デビューからずっとドラえもんに関わり続けている人なので、すごい因果関係だなと思っています。
6日に行った宇宙兄弟のイベントで着る衣装を、実はスタッフにも、最後の最後までシークレットにしていた渡辺歩監督。ヘアー付きのハットは自作!スタイル抜群の監督はまさに、リアルムッタでした。(A.CO) #mutta pic.twitter.com/GbusNSQBkw
— A-1 Pictures (@a1pictures) 2013年4月16日
渡辺歩のこれまでの経歴
代々木アニメーション学院を中退した後、1986年にスタジオメイツに入社します。
そしてテレビシリーズ「ドラえもん(1977年)」で動画デビューを果たし、1988年にはシンエイ動画に移籍することに。
シンエイ動画では、映画「ドラえもん」で原画や作画の監督を務め、テレビシリーズの「ドラえもん」でも演出や作画の監督を担当。
シンエイ動画を退社するまでは、一貫して「ドラえもん」の制作に携わることになります。
1998年には、初の監督作品として「帰ってきたドラえもん」という不朽の感動作品を世に送り出し、2000年のドラえもん映画「おばあちゃんの思い出」では、第55回マイン日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞します。
その後も、数々の映画やアニメに携わり、映画ドラえもん「のび太の恐竜2006」で初の長編作品の監督を包め、第1回Invitation AWARDS アニメーション賞を受賞することに。
そして、2011年にシンエイ動画を退社し、フリーランスになります。
翌年2012年に、テレビアニメ「宇宙兄弟」と「謎の彼女X」を同時期に監督を務め、フリーの演出家として本格的に活動を始めます。
その後も数々のテレビアニメに関わり、2019年6月7日公開の映画「海獣の子供」で監督を務めます。
渡辺歩監督の作画は、キャラクターの表情や動きを豊かに表現する演出に、原作の魅力を最大限に生かす作風が高く評価されています。
また、ドラえもんに登場する「しずかちゃん」を極力可愛らしく描くといったこだわりを持っているそうです。
動画デビューから監督デビューを始め、映画賞や初の長編監督作品まで、全てドラえもんが関わっているのもすごいなと思いました。
ドラえもん映画を生み出し、誕生日まで同じなので、まさに現実のドラえもんのような人ですね^^
渡辺歩監督の”結婚”とは?
渡辺歩監督をインターネットで検索すると、”結婚”と言うフレーズが切っても切れないくらい出てくると思います。
この”結婚”とは何なのか?
それは、渡辺歩さんが監督を務め、名前を一躍有名にした1999年の作品「のび太の結婚前夜」と言う作品のことを表しています。
ドラえもん史上、最も感動して泣けると話題になったこの映画は、未だに色あせずに老若男女の心に刺さる人気の作品です。
夫に「のび太の結婚前夜のさぁ、しずかちゃんパパがのび太のいいところ言ってたシーンあるじゃん?それ聞いたとき完全にお前のことだと思ったんだよな」って言われたから調べたらこれだった…優しい…ってこと?ありがとう…。 pic.twitter.com/9wfblLCbrR
— にこ (@ni_ni_co_) 2019年4月15日
そして、初監督を務めて何度もリメイクされている名作「帰ってきたドラえもん」や、第55回マイン日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した「おばあちゃんの思い出」も、誰もが感動する名作です。
もし見たことがない方は、子供向けアニメだと決めつけずにぜひ見てみてください。
渡辺歩監督の人の気持ちの描写の巧さ、感動できるカット割りや演出などがよくわかると思いますよ。
そして、2019年6月7日に公開する映画「海獣の子供」でも、思春期の主人公と、家族にうまく気持ちが表現できない父や母の描写がとても上手くできていると思います。
渡辺歩監督の過去作品や評判は?
渡辺歩さんの関わった主なテレビアニメ
【ニュース】ノイタミナ『恋は雨上がりのように』監督は渡辺歩氏、EDテーマアーティストはAimerさんに決定! 最新アニメPVも解禁 https://t.co/12rn8RgbAx pic.twitter.com/yFgydPjNyb
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年11月2日
ドラえもん (1979年のテレビアニメ)(1979年〜2005年、絵コンテ・演出・作画監督・原画 etc)
ドラえもん (2005年のテレビアニメ)(2005年、キャラ設定・脚本・絵コンテetc)
エスパー魔美(1987年〜1989年、118話の原画)
あたしンち(2002年〜2009年、10話Bパートの絵コンテ)
謎の彼女X(2012年、監督、1・2・8話・OP・ED絵コンテ、ED演出)
宇宙兄弟(2012年〜2014年、監督、1・52・54話・OP・ED絵コンテ、ED演出、97話で声の出演)
彼女がフラグをおられたら(2014年、監督、1話・OP・EDの絵コンテ)
恋は雨上がりのように(2018年、監督、1・2話・OP・EDの絵コンテ・ED演出)
グラゼニ(2018年、監督)
メジャーセカンド(2018年、監督、1話の絵コンテ)
こういった多くの作品に携わることによって、渡辺歩監督はキャラクターの動きや心理描写を描くことが上手くなっていったようですね。
渡辺歩さんの関わった主な劇場映画
映画『海獣の子供』ポスタービジュアル解禁しました!
《一番大切な約束は、言葉では交わさない》#海獣の子供 pic.twitter.com/nTRObVdiLp
— 映画『海獣の子供』公式 (@kaiju_no_kodomo) 2019年3月12日
ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年、原画)
ドラえもん のび太の日本誕生(1989年、原画)
ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年、作画監督補佐)
ドラえもん のび太のドラビアンナイト(1991年、作画監督)
ドラえもん のび太と雲の王国(1992年、作画監督)
帰ってきたドラえもん(1998年、監督・作画監督)
のび太の結婚前夜(1999年、監督・作画監督)
おばあちゃんの思い出(2000年、監督・作画監督)
がんばれ!ジャイアン!!(2001年、監督・作画監督)
ぼくの生まれた日(2002年、監督・作画監督)
ドラえもん のび太とふしぎ風使い(2003年、総作画監督)
ハウルの動く城(2004年、原画)
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(2004年、演出・総作画監督)
ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年、監督・脚本・絵コンテ)
ドラえもん のび太と緑の巨人伝(2008年、監督、絵コンテ)
ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(2009年、メカデザイン)
大きい1年生と小さな2年生(2014年、監督)
宇宙兄弟#0(2014年、監督、絵コンテ)
海獣の子供(2019年、監督)
渡辺歩監督は、数々の短編映画で監督を務め、原画からメカデザインまで、アニメに関する仕事に数多く接してきました。
そして、2006年に「のび太の恐竜2006」で初長編監督作品を務めてから、2019年6月の映画「海獣の子供」で4本目の劇場長編映画となります。
長い間、国民的アニメに関わってきた渡辺歩監督が、神秘的で抽象的な描写が多い五十嵐大介さん原作の「海獣の子供」を映画でどのように描くのか。
公開される前からワクワクしますね^^
渡辺歩さんの作品の世間の評価
渡辺歩さんの作品に対する世間の評価を少し見てみましょう。
ペンタッチの話をしてて思い出した映画ドラえもん。緑の巨人という奴だったと思うけど、テレビで見てタッチが独特なので気になってキャプってた。渡辺歩監督になって間もない頃だと思うけど、線に強弱と途切れがあるという変なポリシーで貫かれている。純粋に絵的に好み。実験的なものだったかな。 pic.twitter.com/0S1SbSWWX6
— 渡辺健一 (@kashiwanabe) 2018年12月30日
のび太の結婚前夜ってほんと名作!
久しぶりに帰ってきたドラえもん観て大泣きした
あたしも昔映画館に高校生んとき観に行って大泣きしたなあ…(のび太の結婚前夜のやつが同時上映だったやつ)
子供の頃に見た映画ドラえもんのび太の結婚前夜で、しずかちゃんパパが言ってた。のび太に対する評価に感動してそんな人になりたいと思って生きてるのだ
帰ってきたドラえもんって何度見てもこう、泣きそうになるよ
のび太の結婚前夜見て泣きそうになった
私のツボはのび太の結婚前夜とおばあちゃんの思い出だなぁ。
引用:twitter
このように、「のび太の結婚前夜」と「帰ってきたドラえもん」が特に反響が大きいです。
自分は、ドラえもんの映画は「日本誕生」「パラレル西遊記」「アニマル惑星」「雲の王国」が好きなのですが、まさか全て渡辺歩監督が関わっているとは思いませんでした。
渡辺歩監督は、キャラクターの感情の機微や表現がとても上手いので、映画を見ると涙腺がつい緩んでしまいます。
面白い作品ばかりなので、皆さんもぜひ渡辺歩監督が関わった作品を見てみてください。
まとめ
渡辺歩監督は、ドラえもんに深く関わる人物でした。
そして、数多くの日常アニメや恋愛アニメに関わることによって、人の気持ちの描写や感動を呼ぶ演出が得意になった監督です。
2019年6月7日公開の映画「海獣の子供」で長編映画の監督は4作目となります。
繊細な心理描写と壮大な物語をぜひ劇場でご覧ください。