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天気の子【考察】須賀の指輪や涙の意味は?帆高と同じ船にいた理由も!

2019年7月19日(金)から公開中の映画「天気の子」。

映画で登場する重要なキャラクターの須賀圭介は、K&Aプランニングという小さな編集プロダクションのCEO(最高経営責任者)で、姪の夏美と共にオカルト雑誌のライターをしています。

主人公・森嶋帆高天野陽菜たち10代の感情のままに突っ走る世代と違って、常に大人な目線で悩んだり葛藤する魅力的なキャラクターの須賀圭介ですが、物語の中で様々な疑問があったと思います。

今回は、須賀圭介が主人公・森嶋帆高が住む離島から東京に向かうフェリーに乗船していた理由や、指輪を触るシーンが多い理由、安井刑事との話の最中に涙を流した理由、最後に森嶋帆高を助けた理由などを考察していきます。

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天気の子【ネタバレ考察】なぜ須賀圭介は森嶋帆高を事務所で雇った?

物語の中で、須賀圭介は家出した主人公・森嶋帆高を住み込みで雇います。

そして、姪の夏美が「自分と似てて放っておけなかったんでしょ」という趣旨の言葉を投げかけていました。

小説でしか語られていませんが、須賀圭介10代で東京に家出をしてきた経緯があったため、自分と同じ境遇の森嶋帆高を放っておくことができなかったそうです。

須賀圭介の兄(夏美の父親)は、進学校を首席で卒業し、ストレートで東大に入るほど優秀な頭脳を持っていて、今は財務官僚になっているそうです。

きっと須賀圭介は、親からのプレッシャーや、優秀な兄への劣等感から逃げ出したかったのでしょう。

そんな自分自身の経験と森嶋帆高の姿が重なって、放っておくことができなかったのだと思います。

余談ですが、私も高校卒業と同時に親からのプレッシャーから九州に逃げて、期待されていた進路以外の道に進んだので、須賀圭介森嶋帆高の気持ちは多少わかるような気がします。

というわけで、

須賀圭介が事務所で森嶋帆高を雇った理由は、

自分と同じ境遇の森嶋帆高を放っておくことができなかったから

でした。

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天気の子【ネタバレ考察】須賀圭介が指輪を触るシーンが多い理由や涙を流した理由は?

須賀圭介が指輪を触るシーンが多い理由は?

須賀圭介は、家出してきた東京で、奥さんになる間宮明日花に出会います。

須賀家にも間宮家にも快く思われていなかった二人ですが、編集プロダクションの仕事を始めます。

それが「K&Aプランニング」です。

会社の名前の由来は、Kが圭介(Keisuke)のKで、Aは明日花(Asuka)のA、二人でプランニング(企画立案)をする会社という意味だったのです。

そして、二人の間に萌花(もか)という名前の子供を授かりました。

K&Aプランニング」には、4年前に事務所を開業した際のパーティーでの幸せそうな須賀圭介の家族3人の写真が飾られています。

また、安井刑事が事務所に聞き込みに来た際に見ていた柱には、間宮明日花の刻んだ萌花の身長の記録がありました。

しかし、須賀圭介は、事故で最愛の妻・明日花を失ってしまいます。

須賀圭介の左手の薬指には、妻の明日花といつも一緒にいられるようにと、亡くなった明日花と自分の結婚指輪を合わせて2つはめているのです。

それ以降、須賀圭介は、自分の気持ちに真っすぐに突っ走る森嶋帆高の姿に昔の自分を重ねた時や、自分の行動が昔と違って大人になっている時、奥さんの明日花を想い出している時に指輪を触っているのです。

ちなみに、奥さんの指輪のサイズは合わないんじゃないと思った方もいるかもしれないですが、指輪を買った店に行くと、お金はかかりますがサイズ変更してもらえますよ。

というわけで、

須賀圭介が指輪を触るシーンが多い理由は、

大事なもののために突っ走る森嶋帆高の姿に昔の自分を重ねた時や、自分の行動が昔と違って大人になっている時に、奥さんの明日花さんと過ごした「他人の目を気にせず純粋に愛に真っ直ぐ生きていた頃」を思い出しているから

だと考察しました。

須賀圭介が無意識に涙を流した理由は?

安井刑事が森嶋帆高の捜査のためにK&Aプランニングを訪れた際に、森嶋帆高が逃げ出したこと、そして、森嶋帆高が全てを投げ捨ててでも天野陽菜に会いに行こうとしていることを知らされます。

その話を聞かされた時に、須賀圭介は無意識に涙を流しました。

その理由は、「明日花にもう一度会えるとしたら、俺ならどうする」といっていたように、亡くなった奥さんへの想いと森嶋帆高天野陽菜に対する気持ちが重なり、森嶋帆高に冷たく当たってしまったことや、いつの間にか保身に走って大人になってしまっていた自分自身の後悔の念が、無意識に涙を流させたのかなと思いました。

というわけで、

須賀圭介が無意識に涙を流した理由は、

亡くなった奥さんへの想いと森嶋帆高天野陽菜に対する気持ちが重なり、森嶋帆高に冷たく当たってしまったことや、いつの間にか保身に走って大人になってしまっていた自分自身の後悔の念が、無意識に涙を流させたから

この涙について言葉にするのは難しいですが、映画「天気の子」の新海誠監督が、年齢を重ねるにつれて世間の目や周囲への影響などを気にしすぎている大人に伝えたい、とても大切なことが詰まっているような気がしています。

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須賀圭介が最後に森嶋帆高を助けた理由は?

須賀圭介は、大人として、保護者として、森嶋帆高の暴走を止めようとしました。

それは、森嶋帆高がこれ以上罪を重ねてしまう前に止めようとする愛情から来るものでしたが、その後の会話で天野陽菜が消えた理由と森嶋帆高の行動の真意を知るのです。

森嶋帆高が警察に取り押さえられた時、「てめえらが、帆高に触んな」というようなことを言っています。

須賀圭介は、同じ境遇の森嶋帆高を止めるのは自分の役目であって、何も知らない他人がとやかく言うのが許せなかったのでしょう。

好きな人と離れ離れになる辛さや、目の前にいるのに助けられない悔しさを知る自分自身と森嶋帆高が重なったのも理由の一つかなと思います。

というわけで、

須賀圭介が森嶋帆高を助けた理由は、

同じ境遇の森嶋帆高を止めるのは自分の役目であって、何も知らない他人がとやかく言うのが許せなかったから

そして、好きな人と離れ離れになる辛さや、目の前にいるのに助けられない悔しさを知る自分自身と森嶋帆高が重なったから

なのではないでしょうか。

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天気の子【ネタバレ考察】須賀圭介が帆高と同じフェリーに乗っていた理由は?

須賀圭介は、K&Aプランニングと呼ばれる小さな編集プロダクションのCEOでもありますが、姪の女子大生・夏美と二人での仕事なためライターとして取材も行なっていました。

仕事内容は、オカルト雑誌の記事書きで、「晴れ女」について取材をしていると語っていました。

では、なぜ森嶋帆高と同じフェリーに乗っていたのか。

森嶋帆高の乗っていた船は、実際に存在する「さるびあ丸」をモチーフにした船だと言われています。

そして、さるびあ丸は、東京の伊豆諸島である大島利島新島式根島神津島という離島を巡回するのですが、この中で森嶋帆高が通える高校があるのが、大島新島神津島です。

この中で注目したいのが、神津島です。

神津島は、昔は神集島と書いていたらしく、伊豆の島々を作るために神々を集めて相談をする拠点だと言われていて、神津島にある天上山では、神様たちによる水の分配の会議が行われたという「水配り伝説」が存在するそうです。

晴れ女」を取材するオカルトライターが行かない理由がないほどの神秘的な島なので、須賀圭介はそこに取材に行った帰りなのではないかと考察しました。

そして、喘息を持つ萌花という大切な娘に会うためには、晴れていて体調が良い時でないと会わせてもらえませんでした。

言い伝えや噂と知りつつも、大切な娘に会うために「晴れ女」の取材に離島まで赴いていたのではないでしょうか。

というわけで、

須賀圭介が森嶋帆高と同じフェリーに乗っていた理由は、

「晴れ女」にまつわる伝説を探して、森嶋帆高の乗るフェリーが巡回する神津島に取材に行っていたから

だと考察しました。

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まとめ

映画「天気の子」に登場する須賀圭介というキャラクターは、映画の中で世間的に一番まともな意見を言う大人です。

そのため、エンディングのスタッフロールでも、子供と大人の対比のためなのか、純粋に自分の気持ちに素直し従う子供の森嶋帆高が最初で、自分の気持ちを押し殺し世間に合わせる大人の須賀圭介が一番最後に紹介されています。

映画「天気の子」を観て、森嶋帆高に近い感情になるか、須賀圭介に近い気持ちになるかで、物語の捉え方が変わってくると思います。

ぜひ須賀圭介に注目して、もう一度観てみてくださいね^^

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