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天気の子【映画考察】陽菜のチョーカーが壊れた理由は?帆高はなぜ空に行けた?

2019年7月19日(金)に公開された映画「天気の子」。

映画の終盤に、森嶋帆高天野陽菜を助けて空から戻ってきた時、天野陽奈が首につけていたチョーカーのヒモが切れて壊れてしまいました。

天野陽菜の母親の形見であった青い石が付いたチョーカー。

そのチョーカーにはどのような意味があり、なぜ壊れてしまったのか、なぜ森嶋帆高が空に行けたのかを考察していきます。

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天野陽奈のチョーカーの意味とは?

天野陽菜がチョーカーを付けている理由と意味は?

物語の冒頭で、天野陽菜は母親の入院する病院に看病に訪れていました。

その時、青い石の付いたチョーカーは母親の腕に付いていました

目を覚まさない母親の側で、雨が止まない外の景色を眺める天野陽菜

いつか、母とまた一緒に、青空の下を歩きたい。

そう願った天野陽菜は、一点だけ光が差し込んでいる場所を見つけます。

そして、導かれるように向かった陽の光が差す代々木会館のような廃墟の屋上で、小さな鳥居を見つけます。

「母とまた一緒に、青空の下を歩きたい」と願い鳥居をくぐったことで、天気の巫女の力を得ることとなったのです。

ですが、その願いも虚しく母親は亡くなってしまいました。

それ以降、母親が愛用していた青い石のブレスレットを、チョーカーに変えて首につける事になるのです。

このことから、鳥居をくぐった時に願った「母とまた一緒に、青空の下を歩きたい」という願いが、天野陽菜を晴れにする力へと導き、形見のチョーカーを介して”結び“ができてしまったのではないかと思いました。

天気の子に登場する”結び”の神様

今回の映画では、映画「君の名は。」の成長したキャラクターたちが出てきます。

ただのファンサービスかなとも思ったのですが、世界軸が繋がっている事を示唆しているのかなとも考えました。

結び”というのは、前作「君の名は。」に由来します。

その中で、「土地の氏神様を古い言葉でむすびと呼ぶ。糸を繋げることも結び、人を繋げることも結び、時間が流れることも結び」と言っていました。

天気の子」では、天と人とを結ぶ細い糸があり、それが天気の巫女だと説明しています。

つまり、人間の精神は、物質的なものと霊的な現象との結びつきで成り立っているということ。

映画「君の名は。」では、口噛み酒や組紐が”結び“となり、主人公とヒロインを結び付けました。

映画「天気の子」では、母親の残したチョーカーが”結び“となり、天野陽菜と空を結び付けたのではないでしょうか。

というのも、今回の映画でも少しだけ登場した、日本唯一の気象神社である氷川神社の神様の名前は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)であり、高皇産霊命(たかみむすびのみこと)の子です。

君の名は。」の”結び”の神様は、高皇産霊命(たかみむすびのみこと)であり、男女の「むすび」を象徴する神様でした。

今回の天気の神様・八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)は、別名では常世思兼神(トコヨオモイカネ)と言い、天と地を繋ぐ、人が死んで向かう死者の世界からやってきた神様とも考えられるそうです。

天気の子」の中で、「君の名は。」の主人公タキくんが登場するシーンで、おばあちゃんがお彼岸のために晴れにしたいと言う話をしています。

お彼岸とは、彼岸(先祖のいる世界)と此岸(生きている世界)が近づくとされる日に、こちらから近くまで行って感謝する日(お盆は先祖が帰ってくるのを招く日)のことですが、その時にナスビに割り箸が刺さったものが置いてありました。

これは精霊馬と言って、故人の霊がこの世とあの世を行き来するための乗り物を意味しています。

その精霊馬は、天野陽菜が能力を手にすることになった小さな鳥居の足元にもあるのです。

つまり、天野陽菜が能力を授かった鳥居は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)を祀っている神社であることは間違いないと考えられます。

彼岸(先祖のいる世界)に行ってしまう天野陽菜の母親と、此岸(生きている世界)にいる天野陽菜の「一緒に青空の下を歩きたい」と言う願いが、二人を繋ぐチョーカーを媒介に天と地を結び付けて、天気の神様でもある八意思兼命の力を授かることで「天気の巫女」となったのではないでしょうか。

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天野陽のチョーカーが壊れた理由は?

天野陽菜のチョーカーはなぜ壊れた?

天野陽菜は、天気を晴れにできる能力を得た(実際には天野陽菜の感情で天候が変わる)代わりに、能力を使うたびに代償として身体の一部が消滅していき、最後には人柱として全身が天空に閉じ込められてしまいます。

その後、主人公・森嶋帆高が鳥居をくぐって天野陽菜を助けにいき、二人が戻ってきた時には母親の形見のチョーカーが壊れていました。

それと同時に、天野陽菜は「天気の巫女」の能力がなくなってしまいます。

では、なぜチョーカーが壊れてしまったのか。

それは、天野陽菜の「母とまた一緒に、青空の下を歩きたい」「困っている人のために晴れにしたい」という、晴れていないと人は明るく生きられないという気持ちから、「ずっと雨のままでも森嶋帆高と一緒にいたい」「雨のままでも愛があれば生きられる、楽しいこともある」という想いに変わったことで天気の巫女の役目を終えたからではないでしょうか。

「もう周りの都合など気にせず、自分のための人生を歩みなさい。」という母親の気持ちが形となって現れたのかもしれませんね。

なぜ森嶋帆高が空に行けたのか?

それは、天野陽菜にあげた指輪を森嶋帆高が拾ったことが関係あると考えらます。

天野陽菜と空を結ぶ媒介になったのは、母親が大切にしていたであろう青い石の付いたチョーカーでした。

今度は、天野陽菜が大切だと想った指輪が媒介となり、天と地を結んだからではないでしょうか。

八意思兼命の力を持つ天気の巫女である天野陽菜の大切な指輪を手にしたことで、森嶋帆高も鳥居をくぐって空に行けたのではないかと考えられます。

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まとめ

天野陽菜のチョーカーが壊れた理由は、自分と同じような想いを人にさせないように他人のために晴れにしたいという気持ちから、もう雨が降り続いていいから大切な人と一緒に生きたいという気持ちに変わって、天気の巫女の役目を終えたからではないでしょうか。

そして、森嶋帆高が空に行けた理由は、天野陽菜が大切だと想った指輪が媒介となり、天と地を結んだからだと考えられます。

天気の巫女を失ったことで、東京は三分の一が雨で沈み、一見するとバットエンドのようにも見えます。

しかし、「天気の子」の中で描かれる大雨は、天候の調和が乱れたから起きたことではなく、昔からそうであったものが元に戻っただけだということを語っています。

人柱を使って犠牲を作ることで人間の都合の良いように変えてきたことが、元に戻っただけなんです。

他人や周りのことばかり気にして、自分のことを二の次にする必要はない、世の中はどんな状態でもまわるから、自分の信念や愛を貫いて生きても大丈夫だよ。ということを伝えたかったのではないでしょか。

色々な意見があると思うので、ぜひ皆さんの意見も聞かせてください^^

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