2019年9月20日(金)公開の映画「アイネクライネナハトムジーク」。
2014年に発売された伊坂幸太郎さんの同名の小説が原作の映画で、佐藤役を演じる三浦春馬と、本間紗季役の多部未華子の恋を軸に、6つの出会いが巡り巡って奇跡のような瞬間を呼び起こす、10年越しのラブストーリーです。
今回は、映画「アイネクライネナハトムジーク」の評判や評価を見ていきましょう。
アイネクライネナハトムジーク【映画】の評判は?
アイネクライネナハトムジークの、ある場面は多分10年後も憶えていて、10年後も同じように、あの場面のあの台詞と笑顔はたまらんよ、と飲み屋でウダウダ言うと思う。て話を近々、今泉監督に話したいと思っている。 pic.twitter.com/UFiyqopD1E
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) August 24, 2019
映画「アイネクライネナハトムジーク」の世間の評判を調べて抜粋してみました。
といった意見がありました。
映画「アイネクライネナハトムジーク」の評価は、本編に関しては男性も女性も高評価で、心が温まった、出会いを大切にしようと思えたと言った意見が多数ありました。
年齢層で見ると20代〜40代に高評価が多い傾向にあり、10代の意見としては、盛り上がりに欠けたと言った意見や、あんまり楽しめなかったという意見もありました。
意見を見ていると、出会いの大切さをしみじみと感じてくる20代後半〜50代の心に特に響く作品だと感じました。
また、原作の伊坂幸太郎さんのファンの方や小説を読んだ方は、小説だと混乱する部分もあったけど映画だとわかりやすかったと言った意見や、小説で思い描いていた人物のイメージと俳優に違和感が無くて良かったと高評価な傾向にありました。
音楽も全体的に高評価で、斎藤和義さんの主題歌が良く合っていたという声が多くありました。
私としては、多数の登場人物の行動が重なり合う映画(群像劇)が好きな人、邦画で言えば「THE 有頂天ホテル」や「エイプリルフールズ」「ラヂオの時間」「ALWAYS三丁目の夕日」といった作品、洋画で言えば「パルプ・フィクション」「バベル」「ラブ・アクチュアリー」といった作品が好きな人は、特に楽しめるのではないかなと思いました。
逆に、人と人との繋がりを覚えとくのが面倒だと思う人や、アクションやどんでん返しが好きで、ハラハラドキドキの展開を求める人には向かないかもしれません。
映画「アイネクライネナハトムジーク」は、人との繋がりを大切に思えて、心が温まるステキな作品なので、ぜひ秋の夜長に楽しんでみてください^^
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アイネクライネナハトムジーク【映画】の評価は?
アイネクライネナハトムジーク
予告動画https://t.co/gM0kjLpySl— なみき (@namiki_haru) June 27, 2019
映画「アイネクライネナハトムジーク」の監督は、2010年に公開された「たまの映画」で長編映画監督デビューを果たした今泉力哉さんです。
2012年の恋愛群像劇を描いた映画「こっぴどい猫」では、国際映画祭で監督賞を受賞しました。
また、2019年4月に公開され、10代後半~30代の女性を魅了して、連日満席で立ち見続きの異例のヒットとなった映画「愛がなんだ」の監督でもあります。
絶対に絶対に『愛がなんだ』を見に行くんだ!
深夜に予告映像見ちゃって、なんかコレ好き……..https://t.co/qVpWCXCnJd— あやか (@ayaka_noire) May 8, 2019
今泉力哉さんは、現代の等身大の人間の心情や行動、恋愛を描くのが得意な監督なので、6つの出会いの物語が繋ぐ恋物語「アイネクライネナハトムジーク」にも期待して良いと思います^^
逆に、冒険やファンタジー、奇跡のような出会いやドロドロの恋愛模様を求めている方には、少し退屈かもしれません。
そして、主題歌は、斉藤和義さんが映画のために書き下ろした「小さな夜」です。
劇中に登場するストリートミュージシャン:斎藤さん(こだまたいち)が10年に渡って奏でる重要な曲でもあるので、ぜひ注目してみてくださいね^^
とってもステキな曲なんですよ。
斉藤和義「小さな夜」(映画版特別MV): https://t.co/0rSxMHAmAk
— asano7 (@asano7) August 8, 2019
そして主人公:佐藤を演じるのは三浦春馬さん、そして、佐藤と偶然出会うフリーターの女性:本間紗季を演じるのは多部未華子さんです。
三浦春馬さんは、最近だと2019年の映画「コンフィデンスマンJP -ロマンス編-」や、2018年の映画「こんな夜更けにバナナかよ」にも出演している、ドラマや映画に引っ張りだこの人気の俳優です。
私としては、イケメンなのにどこか素朴な感じが好感が持てる俳優さんなので、今回の佐藤役にもピッタリだと思いました。
また、多部未華子さんは、73歳の頑固な女性が20歳の姿に戻って青春を取り戻す2016年の映画「あやしい彼女」のイメージが強く、どこか昭和を感じさせる演技や雰囲気が好きな女優さんです。
[動画]映画『あやしい彼女』予告編 https://t.co/vfjnChtSrI
— シネマトゥデイ (@cinematoday) February 12, 2016
それでは、「アイネクライネナハトムジーク」の原作者や監督のコメントを見てみましょう。
原作の伊坂幸太郎さんのコメント
この小説はもともと、斉藤和義さんからの依頼で書いたものですし、おかげで、憧れだった斉藤和義さんに会うことができました。
その小説が映画になり、さらに音楽を斉藤和義さんが担当してくれるのですから、幸せです。
主題歌も可愛らしさと寂しさのまざった、斉藤和義さんしか作れない曲で、これまた幸せです。
引用:音楽ナタリー
主題歌を担当した斎藤和義さんのコメント
「小さな夜」は、「ベリー ベリー ストロング ~アイネクライネ~」から10年後の2人をイメージして書きました。
元々は伊坂さんと僕で小説と音楽のコラボ企画として作ったものが、時を経て、こうして映画にまでなっちゃって…。
なんとも不思議な気持ちです。
イェーイ! やったね! 伊坂さん!
引用:音楽ナタリー
このコメントについてを少し解説すると、まず、原作「アイネクライネナハトムジーク」は、斉藤和義さんが伊坂幸太郎さんに作詞を依頼したことがきっかけで生まれたもので、6章の短編で構成され「アイネクライネ」に始まり「ナハトムジーク」で終わります。
伊坂幸太郎さんは、会社勤めをしていた頃に斉藤和義さんの「幸福な朝食 退屈な夕食」を聞いたことがきっかけで退職を決意し、執筆活動に励んでいたそうです。
そんなある日、伊坂幸太郎さんは、斉藤和義さんに「出会い」をテーマにした作詞を依頼され、短編小説の「アイネクライネナハトムジーク」の第1章「アイネクライネ」を書いたとのこと。
斉藤和義さんは、伊坂幸太郎さんの「アイネクライネ」の文章を元に、楽曲「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」を制作したそうです。
また、この曲の初回限定盤に付属される特典用小説として、さらに伊坂幸太郎さんの小説「アイネクライネナハトムジーク」の第2章:「ライトヘビー」を書き下ろしています。
こうした繋がりから小説が生まれ、音楽にもなり、映画にもなる。
まさにこの映画のテーマである出会いにピッタリの話ですね^^
映画「アイネクライネナハトムジーク」には、原作の伊坂幸太郎さんは出演されませんが、こうした繋がりや出会いを意識して見ると、より楽しめる作品だと思います。
ちなみに、「アイネクライネナハトムジーク」は、モーツアルトが作曲したセレナード(恋人や女性を称えるために演奏される楽曲)の一つで、「小さな夜の曲」という意味です。
ぜひ、斉藤和義さんの曲と共に、あなたにも普通に訪れるかもしれない出会いの数々を映画館で楽しんでみてくださいね^^
アイネクライネナハトムジーク【映画】の評価や評判は?まとめ
「 出会い方とかそういうのは、
どーだっていいんだよ 」#アイネクライネナハトムジーク #9月20日公開 pic.twitter.com/YS4ngCLoRo
— 映画『アイネクライネナハトムジーク』 (@Eine_movie) August 24, 2019
映画「アイネクライネナハトムジーク」は、男性・女性共に高評価で、伊坂幸太郎さんの原作を読んだ人やファンの方からも高評価の傾向にありました。
仙台を舞台に巻き起こる、人と人との出会いが繋ぐ奇跡のようなラブストーリーを、ぜひ劇場でご覧ください^^
映画「アイネクライネナハトムジーク」は、2019年9月20日(金)公開です。