2008年の「アイアンマン」から始まったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と呼ばれるアベンジャーズシリーズ。
22作品目となる「エンドゲーム」でついに節目を迎えました。
今回は、映画アベンジャーズ「エンドゲーム」のラストのサノス軍団との闘いにおいて、ドクター・ストレンジがアイアンマンであるトニー・スタークに向けて人差し指を立てた理由を紹介します。
※ ネタバレがありますので、内容や結末を知りたくない方は注意してください。
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エンドゲーム【映画】でドクターストレンジが人差し指を立てた理由
アベンジャーズのENDGAME
観てきました(*^^*)娘が大ファンで、昨夜、予習として前回のを観させられました😅
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久しぶりに家族4人で✨
楽しんで来ました😄 pic.twitter.com/JQVL53PPZG— mitsy (@mitsy70698541) 2019年5月1日
なぜ映画「エンドゲーム」でドクター・ストレンジがトニー・スタークに向かって人差し指を立てたのか、順を追って説明します。
まず、映画「エンドゲーム」に繋がる前作の映画「インフィニティー・ウォー」で、惑星タイタンでのサノスとの決戦を前に、ドクター・ストレンジが、アイアンマン(トニースターク)に向かって「タイム・ストーンで見た1400万605種類の未来のうち、アベンジャーズの勝利はたった1つ」と語っていました。
そして、映画「エンドゲーム」で、サノスとの最後の闘いの中でアベンジャーズが優勢に立ち始めた時、アイアンマン(トニー・スターク)が、ドクター・ストレンジに対して質問します。
トニー・スタークが「これがそれか」と質問。
するとドクター・ストレンジは「今明かしたら実現しない」と答えました。
トニー・スタークの言う「それ」とは、「1400万605分の1であるアベンジャーズの勝利」のこと。
残念ながらこの時点では、トニー・スタークの考える未来ではありませんでした。
勝利を確信し始めていたトニー・スタークに対して、どこかスッキリとしない表情を見せるドクター・ストレンジ。
スッキリとしない表情を見せた理由として、タイム・ストーンによって未来が見えていたドクター・ストレンジは、アベンジャーズが勝利する未来は、トニー・スタークが亡くなってしまう未来ということを知っていたため、スッキリしない表情をしていたのだと考えられます。
そして、激しさが増す闘いの中、再びサノスがインフィニティストーンのついたガンドレッドを手に入れ、前作のラストと同様に指を弾いて消滅させようします。
ここで、ドクター・ストレンジが静かに人差し指を立てるのです。
このドクター・ストレンジの人差し指が意味するものは、1400万605分の1のアベンジャーズの勝利の未来。
「ついにその時が来た!」というトニー・スタークへの合図だったのです。
トニー・スタークは、自分自身のアイアンマンスーツと同じ仕様でインフィニティストーンを装着させるガンドレッドを作り、万が一サノスが再びガンドレッドを手に入れた時に備えて、自分の腕にインフィニティストーンを移せる仕様にしていました。
このガンドレッドに仕掛けた万が一の仕様こそが、1400万605分の1の勝利と理解したトニー・スタークは、サノスの腕についているインフィニティストーンを自分の腕につけかえ、指を弾きます。
こうして、サノスと配下の軍団は消滅し、アベンジャーズの勝利と同時に、トニー・スタークはインフィニティストーンのパワーの反動により亡くなってしまいます。
そして、アベンジャーズの物語はついにエンディングを迎えます。
というわけで、ドクター・ストレンジが人差し指を立てた理由は、
ついにその時が来た!という1400万605分の1の勝利のタイミングを伝えるトニー・スタークへの合図
でした。
2008年に映画「アイアンマン」から始まり、「エンドゲーム」もアイアンマン(トニー・スターク)の活躍で終わるというのは、とても感慨深いものがありますね^^
トニー・スタークが指を弾く前のセリフ「私がアイアンマンだ」というのもカッコ良かったです。
「アイアンマン」や「ドクター・ストレンジ」「インフィニティー・ウォー」はU-NEXTで配信されていますよ^^
エンドゲーム【映画】ドクターストレンジの伏線
1400万605分の1の勝利の未来
アイアンマンを見返してしまったけどやはり最高だね?とりわけ、「Truth is….. I’m Ironman 」っていうセリフが最高に最高に最高だね??? #ありがとうアベンジャーズ pic.twitter.com/9b7TQ5Nziz
— Shirota (@shiro0023) 2019年4月28日
前作の映画「インフィニティー・ウォー」の中で、ドクター・ストレンジがインフィニティストーンの一つであるタイムストーンをサノスに渡してしまいます。
これによって、サノスのもとに6つのインフィニティストーンが揃ってしまい、指を弾かれて宇宙の半分の生命が消滅してしまいます。
アベンジャーズも半数のメンバーが消滅して完全敗北となるのですが、ドクター・ストレンジは消滅してしまう前に、このような会話をしていました。
トニー・スタークの「なぜ渡した?」という問いに対して、ドクター・ストレンジは「トニー、他に道はなかった」と答えます。
また、映画「インフィニティー・ウォー」の中でドクター・ストレンジが、惑星タイタンでのサノスとの決戦の前に語った「タイムストーンで見た1400万605種類の未来のうち、アベンジャーズの勝利はたった1つ」という言葉。
「トニー、他に道はなかった」
「タイムストーンで見た1400万605の未来のうち、アベンジャーズの勝利はたった1つ」
この二つのセリフから考えられる映画「インフィニティ・ウォー」でドクター・ストレンジがタイムストーンを使って見た1400万605分の1の勝利の未来の道は、
タイムストーンを使って過去をやり直しても、サノスがインフィニティストーンを6つ揃えてしまうことは避けられない。
サノスが指を弾いて宇宙の生命の半数を消滅させる。
サノスが2回目の指弾きでインフィニティストーンが消滅する。
アベンジャーズが、アントマンの機転により、タイムトラベルを利用してインフィニティストーンを全て揃える。
サノスとその軍団も2023年の現在にタイムトラベルしてきて、ガンドレッドを手に入れようとする。
トニー・スタークがインフィニティストーンを身につけて指を弾く。
サノスとその軍団が消滅し、アベンジャーズが勝利する。
そのかわり、トニー・スタークは亡くなってしまう。
だったと考えらます。
つまり、ドクター・ストレンジがサノスに石を渡した時点で、この未来は見えていたのです。
映画「エンドゲーム」でドクター・ストレンジが復活した時には、1400万605分の1の勝利の未来が進行していて、安堵と同時に、この未来を成功させるとトニー・スタークの死を免れないことから、なんとも言えない表情をしていたのでしょう。
ドクター・ストレンジが自分からタイムストーンをサノスに渡した理由
Dr. Strange saw End Game 14,000,605 times and never once dropped a #spoiler.
Be like Dr. Strange.#AvengersEndGame pic.twitter.com/WRJfDsPaIK
— Doug (@DFWHoppe) 2019年4月30日
映画「インフィニティ・ウォー」の中で、ドクター・ストレンジは、闘うことなくサノスにタイムストーンを渡しますが、なぜ自分から渡したのでしょうか。
映画「エンドゲーム」の中で、過去のインフィニティストーンを手に入れるために、2012年にタイムトラベルしたハルクは、ニューヨークのサンクタムにいるタイムストーンを持つエンシェント・ワンの元を訪れます。
そこで、エンシェント・ワンは、2つの理由でタイムストーンを渡すことを拒否します。
1つ目の理由
2012年にはまだドクター・ストレンジは誕生しておらず、宿敵ドルマムゥとの戦いにおいてタイムストーンがないとドクター・ストレンジが勝利できないから。
2つ目の理由
ハルクたちにタイムストーンを貸し、もし死なれてしまうと誰もタイムストーンを返しに来れないこと。
しかし、ドクター・ストレンジが自ら石を手放したと聞いたエンシェント・ワンは、考えが変わります。
ドクター・ストレンジが自らの意思で石を手放したということは、救いのある未来があるということ。
また、ドクター・ストレンジの仲間がタイムストーンを借りに来たら、渡すことで全員が救われるというエンシェント・ワンへのメッセージだったと考えられます。
映画「インフィニティ・ウォー」でドクター・ストレンジがとった行動は、映画「エンドゲーム」でのアベンジャーズの勝利への道を全て見越した伏線だったと言えるでしょう。
というわけで、ドクター・ストレンジがタイムストーンを自分からサノスに渡した理由は、
自分から渡すことで1400万605分の1の勝利の未来が訪れるから
自分から渡すことで、エンシェント・ワンがタイムストーンをアベンジャーズに貸してくれるから
だったと考えられます。
もはやドクター・ストレンジが凄すぎてどう言っていいのかわかりませんが、エンシェント・ワンからの信頼も厚く、全てを見越して行動する本当にすごいヒーローですね^^
まとめ
映画「エンドゲーム」は、ドクター・ストレンジの伏線を含め、過去22作品の集大成とも言える映画でした。
2008年から始まったアベンジャーズの闘いは、この映画で一旦終止符を迎えますが、これから「スパイダーマン ファーフロムホーム」をはじめ「ドクターストレンジ2」や「ブラック・ウィドウ」など、まだまだ数多くの作品が公開される予定です。
これからアベンジャーズがどういう展開を見せるのか、とても楽しみですね^^
ぜひ、ドクター・ストレンジの行動に着目しながら、映画「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」をもう一度見てみてください。