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この世界の片隅に【アニメ映画】相関図と時系列をわかりやすく解説!

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2016年11月12日に公開されたアニメ映画「この世界の片隅に」。

戦争と広島をテーマに、昭和19年(1944年)に広島市の江波から呉に嫁いだ主人公・すずさんの視点で戦時下の困難の中にあった暮らしぶりを描いた物語です。

最初は日本国内63館でしか上映していなかった作品ですが、2年半経った今でも異例のロングラン公開をしている映画です。

今回は、映画「この世界の片隅に」の相関図や登場人物・時系列・魅力などを書いたので、ぜひ参考にしてみてください^^

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この世界の片隅に【アニメ映画】わかりやすい相関図

出来るだけわかりやすく映画「この世界の片隅に」の相関図を作ってみました。

ばけもんと呼ばれる物語冒頭と結末に登場するキャラクターと、戦災孤児の広島の少女は記載していません。

この世界の片隅に【アニメ映画】主な登場人物

北條 すず(ほうじょう すず)声優:のん

本作の主人公で旧姓は浦野

広島市江波の海苔梳きの家で育ち、のちに呉の北條家に嫁ぐ。

絵を描くことが得意。

北條 周作(ほうじょう しゅうさく)声優:細谷佳正

すずの夫となる人物。

呉鎮守府の軍法会議の録事(書記官)を務めている。

幼い頃に広島で一度だけすずに会ったことがある。

黒村 径子(くろむら けいこ)声優:尾身美詞

北條周作の姉。

結婚して嫁いでいたが、時計屋を営んでいた夫が病気で亡くなり、建物疎開によって黒村家が下関に引っ越すことを機に離縁した。

黒村の跡取りである息子の久夫を下関に残し、娘の晴美と一緒に北條家に戻ってきた。

黒村 晴美(くろむら はるみ)声優:稲葉菜月

黒村径子の娘。

北條家と一緒に住み、すずに懐いている。

水原 哲(みずはら てつ)声優:小野大輔

小学校時代はすずの幼なじみでガキ大将だった。

すずに恋心を抱いていたが結ばれず、のちに志願兵として海軍に入隊し、重巡洋艦「青葉」の乗員となる。

白木 リン(しらき りん)声優:岩井七世

すずと同じ広島の出身で、呉の朝日遊廓「二葉館」で遊女をしている。

闇市での買い物帰りに道に迷ったすずと偶然知り合う。

浦野 すみ(うらの すみ)声優:潘めぐみ

すずの1歳年下の妹で、女子挺身隊として工場に勤務している。

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この世界の片隅に【アニメ映画】の魅力

物語と作画の魅力

なぜこんなにも話題になりロングラン上映されているのか、それは、今までの戦争映画には無かった作画と絵柄の入りやすさにあると思っています。

現実にあった戦争を描写しようとすると、どうしても恐い作画になり、戦争の恐ろしさが前面に出てしまうので、観る人は覚悟して観ないといけない雰囲気になります。

ですが、この映画はいい意味で気楽に観れる良さがあるのです。

もちろん内容は日本の戦時中の史実に基づいて描いているので、薄っぺらい訳ではなく、重たい部分も多々あります。

そこを、絵の表現により、できる限り残酷描写を避けていて、戦争描写や残酷描写が苦手な人でも見やすく描いています。

でも、やっぱり戦争映画でしょ?それならいいや。と思う方もいるかもしれません。

この映画は、戦時中の広島・呉を舞台にしていますが、戦争におもむく話でも、人を殺す話でもなく、戦時中の日常について描いているのです。

よくある軍人視点ではなく、一般に暮らしている人々から見た戦争を描いています。

笑いや戦時中あるあるを交えながら、心の葛藤や恋心・夫婦のあり方・後悔などが描かれる描写は、とても新鮮に感じました。

映画を観ていると、普通の一般人の立場から描かれているので、自分が主人公すずさんのような立場だったかもしれないという気持ちになり、感情が押し寄せてきます。

エンドンドロールの音楽も相まって、泣いてしまった映画の一つです。

爆心地の側で原爆を浴びた86歳の婆ちゃんと一緒に見に行ったのですが、こんな感じだったねぇって言ってたのが印象的でした。

音楽の魅力

予告編を観て貰えばわかるのですが、音楽も素敵です。

コトリンゴさんの歌うエンディングの「悲しくてやりきれない」は、何度も聴きたくなる名曲です。

挿入音楽もエンディングも、とても映画に合っていて素敵なので、ぜひ聞いてみてください^^

声優の魅力

主人公・すずさんを演じるのは、女優の「のん」さん。

片渕監督が「ほかには考えられない」と絶賛していましたが、まさにその通りです。

こんなに声があうのか!というほどマッチしています。

おっとりしていて、ちょっと抜けている感じすずさんが、のんさんそっくりですよ。

この世界の片隅に【アニメ映画】わかりやすい時系列

アニメ映画「この世界の片隅に」の時系列をまとめてみました。

ぜひ鑑賞して疑問に思った時などの参考にしてください^^

年表映画の中の出来事
1925年(大正14年)主人公・浦野すず誕生
1932年(昭和07年)浦野すず、尋常小学校に入学
1933年(昭和08年)12月浦野すず、広島市中島本町に海苔を届けに行く
1935年(昭和10年)08月浦野すずと兄妹3人で草津の叔父の家に行く。座敷童子に会う
1938年(昭和13年)02月浦野すず水原哲の代わりに海の絵を描く
1940年(昭和15年)03月浦野すず、高等小学校(現在の中学校)を卒業
1943年(昭和18年)04月浦野すずの兄・浦野洋一が陸軍の軍人として出征
1943年(昭和18年)12月浦野すずに縁談の話が来る
1944年(昭和19年)02月浦野すず北條周作と結婚し、呉に移り住む
1944年(昭和19年)07月北條家みんなで防空壕を作る
北條すず、憲兵に捕まってしまう
1944年(昭和19年)08月北條すず、闇市の帰りに遊郭の白木リンと出会う
1944年(昭和19年)09月北條すず北條周作に会いに呉鎮守府に行く
1944年(昭和19年)10月北條周作の叔父叔母にあたる小林夫妻が引っ越してくる
1944年(昭和19年)12月水原哲が訪ねてきて、納屋で話す
1945年(昭和20年)02月北條すずの兄・浦野洋一がニューギニアで戦死する
1945年(昭和20年)03月北條すず、空襲に遭う
1945年(昭和20年)04月北條すず、飛行機雲を目撃する
1945年(昭和20年)05月北條周作の父・円太郎が爆撃で負傷し病院に搬送される
1945年(昭和20年)06月北條すず黒村晴美の二人でお見舞いに行く途中に空襲に遭う
時限式爆弾によって黒村晴美は亡くなり、北條すずは右手を失う
1945年(昭和20年)07月北條家に焼夷弾が落ちるが、消化活動で鎮火する
妹の浦野すみが訪ねてくる
空襲が連日続く
1945年(昭和20年)8月6日北條すず、巨大な雲(原子爆弾投下後の雲)をみる
1945年(昭和20年)08月近所の刈谷の息子が重症で隣保場にたどり着くが亡くなる
1945年(昭和20年)10月北條周作、大竹海兵団に召集される
1945年(昭和20年)12月北條すず刈谷と服を交換しに行った帰りに水原哲を見つけるが、声をかけずに立ち去る
1946年(昭和21年)01月北條すず、広島に帰り、被曝で苦しむ妹・浦野すみの口から両親が亡くなったことを知る
北條すず北條周作、戦災孤児の少女を養女として引き取る
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まとめ

映画「この世界の片隅に」は、テーマは戦争と重たいですが、その重たさを感じさせないところが魅力です。

鑑賞後は、戦争の悲惨さや、当時のことについて考えさせられますが、不思議と重たい雰囲気にならないので、カップルや家族で観ても楽しめる作品です。


これから夏の8月6日の原爆投下日や8月15日の終戦記念日に向けて、テレビなどで戦争について沢山特集されると思いますが、
映画「この世界の片隅に」を通じて、当時の状況や人の気持ちに向き合うきっかけになればいいなと思っています。

すでにDVDやブルーレイで発売していますが、まだ上映している映画館もあり、TVでも上映されるので、ぜひ大画面で観てみてください。

日本の戦争映画の歴史に名を残す観てほしい作品の一つなので、ぜひ一度ご覧ください^^

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