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リトルマーメイド【映画】アースラの最後は?アリエルとの関係に驚愕!

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1989年に公開されたディズニーのアニメ映画「リトル・マーメイド」は、主題歌の「アンダー・ザ・シー」が第62回アカデミー歌曲賞を受賞しており、ディズニー映画最後のセルアニメーション作品(セル画だけで制作された作品)です。

また、2008年からブロードウェイでミュージカルとして親しまれ、日本でも2013年から劇団四季によって舞台化されており、今でも愛されているディズニーの不朽の名作です。

2023年に、待望の実写映画も公開されたので、実写版についても追記しました。

そんな映画「リトル・マーメイド」ですが、悪役アースラの最後はどうなったのか覚えていますか?

今回は、アースラの最後や、兄弟について紹介していきます。

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リトルマーメイド【映画】アースラとは?

アースラとは、映画「リトル・マーメイド」に登場するディズニー・ヴィランズと呼ばれる悪役の一人で、肌は紫で髪はシルバー、下半身はタコ、ふくよかな体型が特徴

ディズニーに登場するヴィラン(悪役)の中でも屈指の魔法使いであり、海の王トリトンの武器であるトライデントを奪い、海の支配権を奪おうと企む名悪役です。

映画「リトル・マーメイド」のストーリーを引き立てる名悪役キャラクター、アースラのプロフィールを見ていきましょう^^

映画「リトル・マーメイド」アニメ版アースラの簡単なプロフィール

名前:アースラ

アニメ版 英語版声優:パット・キャロル

日本語版声優:森公美子

 実写版 俳優:メリッサ・マッカーシー

     日本語版声優:浦嶋りんこ

肌は紫色、髪は短めのシルバーで、濃いメイクに、下半身はタコなのが特徴。

性格は、残虐で悪賢く執念深い

アトランティスの海底奥にある薄暗くて誰も訪れない洞穴で、双子のウツボ・フロットサムジェットサムという手下と共に暮らしている。

普段は、人助けと称して悩める人魚達の相談に乗り、魔法で望みを叶えてあげているのだが、お代として依頼主から何か大事な物(アースラの欲しいもの)を貰い、アースラの提案する約束を果たせなければ、干からびた醜い生き物へと変えてしまい、自身の住居に閉じ込めてしまう。

しかも、口約束ではなく、魔法のかかった契約書に直筆のサインをさせる徹底ぶりで、異議を唱えることはできなくなっている。

だが、手下などを使って約束を果たせないように妨害はするものの、ちゃんと本人の望みは叶えてあげる真面目な一面も

かつてアトランティスの王宮を追放されたことで海の王トリトンを恨んでおり、その復讐も兼ねて海の支配権を奪おうと企んでいる。

アースラは、ヴィラン(敵役)でありながら、歌がとても上手く、ビブラートの効いた深みのある声がとても魅力的です。

哀れな人」(原題:Poor Unfortunate Souls)という、アースラの魔法によって願いが叶わず干からびた醜い生き物に変えられてしまった哀れな人魚を歌うシーンは必見です。

歌の最後に、アリエルの声を手に入れたアースラの高笑いがこの魔女の恐ろしさを物語っていますが、この高笑いがアースラの最大の魅力であり、人気の秘訣だと思っています。

映画「リトル・マーメイド」を見ていなくても、ディズニーのテーマパークに行ったことがある人は、一度はアースラの高笑いを聞いたことがあるはず。

また、アースラには実在のモデルが存在していて、それは、1980年代に活躍したディヴァイン(本名:Harris Glenn Milstead)というアメリカのメリーランド州出身の歌手であり俳優です。

アースラのふくよかな体型や派手なメイク・シルバーの頭などは、ディヴァインのパフォーマンスを参考にしたそうですよ。

ぜひ、アースラの深みのある歌声と高笑いに注目してみてくださいね^^

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リトルマーメイド【映画】アースラの最後

それでは、アースラがどういう最後を遂げたのか紹介していきますね。

アースラの最後(アニメ版)

地上に憧れを持つ16歳の人魚・アリエルは、ある時、海を航海する船を好奇心で覗き込み、乗っていた王子エリックに一目惚れをします。

船は嵐に襲われて沈没してしまうのですが、アリエルエリックを助けることに。

浜辺で歌いながら介抱するアリエルの歌声や顔を、朦朧としながら記憶したエリックも、アリエルに惹かれて再開を願っていました。

そんな中、アリエルの恋心に目をつけたアースラは、手下の双子のウツボ、フロットサムジェットサムを使って、アリエルを自分のいる住み家へおびき寄せます。

アースラは、アリエルに「美声と引き換えに、3日間だけ人間になれる」という願いを叶える代わりに、3日間のうちにアリエルエリックとキスをしなければ、一生アリエルの身柄はアースラのものになるという契約します。

アースラは、アリエルを人質に王様トリトンを失墜させ、アトランティスの王になろうと企んでいたのです。

アースラは、あの手この手で邪魔をしますが、ついには若い女性ヴァネッサに変身し、アリエルの美声を使うことで、二人の仲を裂こうと画策します。

策にハマってヴァネッサと結婚しようとしてしまうエリックでしたが、カニのセバスチャンや鯛のフランダー、カモメのスカットルの協力により、正気を取り戻すことに。

ですが、エリックアリエルと愛を誓おうとした矢先に、3日目の日没が来たことで、アースラアリエルを攫うことに成功します。

また、アースラの策によって、アリエルの父・トリトンの持つトライデントも奪うことに成功し、念願の王の座を手に入れることができました。

しかし、アリエルを助けにきたフランダーセバスチャンの反撃により、フロットサムジェットサムが木っ端微塵に吹き飛んでしまったことに腹を立てたアースラは、怒ってトライデントの力を使い巨大化します。

アースラは、トライデントの力で海を荒らし、アリエルエリック達を追い詰めますが、エリックの操縦する船によって、お腹を貫かれてしまいます。

更にアースラに雷が落ち、けたたましい叫び声を上げて、ついには海の藻屑となってしまいました。

ということで、アニメ版のアースラの最後は、

船の先端がお腹を貫通し、雷が落ちて海の藻屑になってしまう

でした。

そして、実写版のアースラの最後は、アニメ版とほぼ同じですが、

船の先端がお腹を貫通し、海に沈んでいく

でした。

アリエルの声を奪い、王様トリトンに復讐してアトランティスの王になろうとしていたアースラは、こうして無残な最後を迎えました。

子供の頃、アースラの手下であるウツボの双子・フロットサムジェットサムが木っ端微塵に吹き飛んだ時は、かなり衝撃的でした。

そこからアースラが巨大化し、船がお腹を貫いて、雷が落ちて叫びながら海に沈むという怒涛の展開が、とても早く感じたのを覚えています。

正直なところ、アースラが亡くなるシーンよりも、ウツボのフロットサムジェットサムが吹き飛ぶシーンの方が衝撃的なので、ぜひ注目してみてくださいね^^

現在はだいぶ流れが変わってきましたが、昔のディズニー映画は、善を勧め悪を懲らしめる「勧善懲悪」の内容が多かったため、ヴィランズ(悪役)が完全に亡くなってしまう流れが主流でした。

白雪姫」「眠れる森の美女」「ライオンキング」「美女と野獣」「ターザン」など、有名なディズニーアニメ映画のヴィランズ(悪役)の最後は、目を覆うような悲惨な結末を迎えています。

2004年公開の人気の映画「Mr.インクレディブル」も、アメリカではPG指定(親の了承が必要)の作品に指定されるほど、悪役が悲惨な亡くなり方をしてしまいます。

現在ではそういった描写はかなり少なくなり、例えば、アニメ映画「眠れる森の美女」は実写版「マレフィセント」としてリメイクされ、共感できる素敵なヴィランズ(悪役)に変貌していました。

2010年の映画「塔の上のラプンツェル」を最後に、ディズニーのアニメ映画では悲惨な亡くなり方は無くなったので、安心して子供だけでも鑑賞することができますよ^^

こうして映画「リトル・マーメイド」の悪役アースラは無残な亡くなり方をしてしまいますが、実は妹の存在と、アースラトリトンを恨むきっかけになった過去が明かされる作品が存在します。

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リトルマーメイド【映画】アースラの妹と過去

リトルマーメイド【映画】アースラの妹

実は、映画「リトル・マーメイド」の続編にあたる2000年に公開された「リトル・マーメイド2:リターン・トゥー・ザ・シー」では、アースラの妹であるモルガナが登場します。

アースラの妹:モルガナ

アニメ版 英語版声優:パット・キャロル

日本語版声優:久本雅美

モルガナの体格は、アースラに比べてかなり細身で、魔力はアースラに比べると格段に劣っていたため、母親に姉のアースラを見習えと言われて劣等感を抱いていました。

魔力はほぼ無いものの、姉のアースラにも決して見劣りしない口達者な一面や悪賢さを持っています。

モルガナは、自分と同じようなコンプレックスを持つアリエルの娘のメロディを利用して、アリエルの父であり王様のトリトンの持つトライデントを奪おうと画策します。

そして、王様トリトンによって身体を小さく変えられたサメのアンダートゥを手下として連れています。

ちなみに、モルガナは、王様トリトンのトライデントによって氷漬けにされるという最後を遂げました。

字幕版の声優は、姉のアースラも妹のモルガナも同じ声優が担当しています。

吹き替え版は、アースラと同じ体型の森久美子さんが、モルガナと同じ体型の久本雅美さんがそれぞれ担当していますよ。

ぜひ、姉のアースラと妹のモルガナの違いに注目して見てみてくださいね^^

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リトルマーメイド【映画】アースラの過去

映画「リトル・マーメイド2:リターン・トゥー・ザ・シー」では、アースラが追放された理由と過去がわかる歌が存在します。

海底の王国アトランティスでは、現在の国王にトリトンが就任する前、ポセイドンが国王として君臨していました。

ポセイドンには7人の娘がいたそうですが、その7人目の娘がアースラだったそうです。

アースラだけが醜いタコの容姿をしていたことを不憫に思ったポセイドンは、アースラに魔法のホラ貝を与えます。

アースラは、そのホラ貝を利用して、長女から順番に、事故や病気に見せかけて亡き者にし、ついには父親のポセイドンも手に掛けてしまいます。

弟のトリトンは赤ん坊だったためアースラも手に掛けずに終わるのですが、成長したトリトンと覇権争いを起こした結果、負けたアースラは海底の奥深くの洞穴に住むようになったそうです。

全てはアースラの容姿へのコンプレックスが生んだ凶行だったのですが、厚い化粧で素顔を隠し、綺麗な人魚の大事なものを奪うといった行動の理由がわかると、なんだか悲しい悪役にも思えてきます。

また、この過去により、アースラは主人公アリエルの叔母にあたり、血の繋がった親戚にあたることが判明します。

アースラの過去とアリエルとの繋がりを考えながら映画「リトル・マーメイド」を見ると、アースラの発言や行動がコンプレックスから来ていることや、トリトンの持つトライデントをアースラが簡単に使えた理由などがわかり、より楽しむことができますよ^^

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まとめ

映画「リトル・マーメイド」に登場するアースラは、残虐で悪賢く執念深いヴィラン(悪役)として描かれています。

ですが、アースラの過去を知ると、コンプレックスから来ている行動ということもわかるため、同情の余地がある哀しき悪役です。

アースラは、映画の最後に悲惨な最後を遂げてしまいますが、演劇のような華麗な動きやビブラートの効いた深い歌声がとても魅力的なキャラクターでもあるので、ぜひ注目してみてくださいね^^

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