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ライオンキング【映画】スカーの最後は?過去と本名には同情の余地も?

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1994年に公開されたディズニーのアニメ映画「ライオン・キング」は、9億9千万ドルという「アナと雪の女王」「トイストーリー3」に次ぐアニメ映画歴代第3位の興行収入という偉業を成し遂げた作品で、全世界観客動員数は、ディズニー・アニメーション史上1位を記録しています。

更に、セルビデオの売り上げは、全ての映画の中で世界一であり、サウンドトラックの売り上げもアニメ作品で世界一を誇る名作です。

2019年には”超実写”版としてリメイクされ、実写とCGの高度な融合により、本当にCGなのか見分けがつかないほどのリアルなキャラクターが描かれています。

そんな映画「ライオン・キング」ですが、悪役スカーの最後はどうなったのか覚えていますか?

今回は、スカーの最後や、過去について紹介していきます。

※ 実写版についても追記しました!

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ライオンキング【映画】スカーとは?

 スカーとは、映画「ライオン・キング」に登場するディズニー・ヴィランズと呼ばれる悪役の一人で、黒く長いタテガミと痩躯(痩せた体)、左目に傷があるのが特徴

ディズニーに登場するヴィラン(悪役)の中で唯一の動物であり、ハイエナと同盟を結んで王国を乗っ取ろうとする名悪役です。

映画「ライオン・キング」を語るには欠かすことができない名悪役キャラクター、スカーのプロフィールを見ていきましょう^^

映画「ライオン・キング」アニメ版スカーの簡単なプロフィール

名前:スカー

アニメ版 英語版声優:ジェレミー・アイアンズ

日本語版声優:壌晴彦

アフリカのサバンナにある動物の楽園プライド・ランドの先代王であるアハディと妻のウルの次男。

ムファサの弟で、主人公シンバの叔父にあたるオスライオン。

黒く長いタテガミと痩躯(痩せた体)、左目に傷があるのが特徴。

シンバにも優しく接し、表向きは紳士的で物腰が柔らかいが、実はプライドが高く陰険で狡猾な性格。

また、策略家であり、目的の為なら手段を選ばない。

どこか艶かしい動きをするのも特徴的。

裏ではライオンの敵であるハイエナ達と同盟を組んでいる。

王様になりたいスカーは、ムファサシンバを亡き者にしようと画策する。

スカーは、動物しか登場しない映画「ライオン・キング」の中で、最も人間に近い行動をとっていて、人間にしか使えないウソを沢山ついたり、動物には扱えない火(火の粉)を目潰しに使うなど、人間味溢れるキャラクターでもあります。

そのため、人間が一切登場しない映画の中で、一番人間味溢れる仕草が多く、どこか憎みきれないところがある点が、悪役でありながら人気の理由なのだと思います。

ぜひ映画「ライオン・キング」を見直す際には、スカーの喜怒哀楽がコロコロ変わる表情や、小心者になったり偉そうになったり、媚びを売ったり嘘をついたりと、人間味溢れる一面に注目してみてくださいね^^

終始、艶かしい動きをする点にも注目です。

映画「ライオン・キング」実写版スカーの簡単なプロフィール

名前:スカー

実写版 英語版声優:キウェテル・イジョフォー

日本語版声優:江口洋介

アフリカのサバンナにある動物の楽園プライド・ランドの先代王であるアハディと妻のウルの次男。

ムファサの弟で、主人公シンバの叔父にあたるオスライオン。

少しくすんだ体毛と痩躯(痩せた体)、左目に傷あり、耳の一部が欠けていたり身体に傷跡があるのが特徴。

表向きは紳士的だが、実はプライドが高く陰険で狡猾な性格。

また、策略家であり、目的の為なら手段を選ばない。

ライオンの敵であるハイエナ達と後々同盟を組む。

王様になりたいスカーは、ムファサシンバを亡き者にしようと画策する。

実写版のスカーは、アニメ版と比べると、より一層冷酷になり、一目でヴィラン(悪役)とわかる恐い風貌をしています。

リアルさを追求しているためアニメ版と比べると表情は乏しいですが、雰囲気でカバーしているのだと思います。

艶かしい雰囲気が無くなってしまったのが少し残念ですが、ヴィラン(悪役)っぷりは健在ですよ^^

ライオンキング【映画】スカーの最後

それでは、スカーがどういう最後を遂げたのか紹介していきますね。

※実写版の流れもほぼ同じで、スカーの最後も同じでした!

スカーの最後(アニメ版)

スカーは、プライド・ランドの王様になるために、何も知らない主人公のシンバを騙してヌーの暴走に巻き込ませます。

シンバを救出したムファサが助けを求めていたにも関わらず、スカームファサを崖から突き落として亡き者にし、更に、シンバに無実の罪と責任を負わせ、王国プライド・ランドから逃げ出すように仕向けます。

この際に、エドバンザイシェンジの三匹のハイエナにシンバを仕留めるように命令しますが、取り逃がしてしまいました。

王様のムファサも亡くなり、シンバもいなくなったことで、王様の座についたスカーは、ハイエナとメスライオンを支配下に置いて傍若無人で悠々自適な生活を送ることに。

その後、スカーは、成長してプライド・ランドに帰ってきたシンバと互角の闘いを繰り広げますが、スカームファサを突き落とした真実を告げたことで、シンバの怒りを買い、追い詰められてしまいます。

そこでスカーは、真実の敵はハイエナだ、助けてくれ!と命乞いをしますが、シンバによって崖から落とされ、プライド・ランドからの追放を命じられます。

しかし、スカーの周りには裏切られたハイエナ達(エドバンザイシェンジ)が集まっており、許しを求めたものの、襲われ食べられてしまいました。

ということで、アニメ版&実写版のスカーの最後は、

崖から落ちた後に、ハイエナ達に食べられてしまう

でした。

シンバたちプライド・ランドの動物達に大きな影響を及ぼし、物語を通して最大の敵として描かれたスカーは、とても無残な最後を迎えました。

そんなスカーですが、実は、別バージョンのラストも制作されていたことが明らかにされています。

スカーが崖につかまり、シンバに命乞いをするところまでは一緒なのですが、その後、スカーを助けようとしたシンバが逆に引きずり落とされます。

そして、崖の下に落ちたシンバだけが生き延び、スカーの立つプライドロックを上昇する炎が包みこんだことで、頂上にいたスカーが高笑いしながら炎に焼かれて亡くなってしまうという最後だったそうです。

あまりにもかっこ良すぎてスカーらしくない気がするので、実際に採用されたラストの方が、残酷だけど良かったと思います。

現在はだいぶ流れが変わってきましたが、昔のディズニー映画は、善を勧め悪を懲らしめる「勧善懲悪」の内容が多かったため、ヴィランズ(悪役)が完全に亡くなってしまう流れが主流でした。

白雪姫」「眠れる森の美女」「リトルマーメイド」「美女と野獣」「ターザン」など、有名なディズニーアニメ映画のヴィランズ(悪役)の最後は、目を覆うような悲惨な結末を迎えています。

2004年公開の人気の映画「Mr.インクレディブル」も、アメリカではPG指定(親の了承が必要)の作品に指定されるほど、悪役が悲惨な亡くなり方をしてしまいます。

現在ではそういった描写はかなり少なくなり、例えば、アニメ映画「眠れる森の美女」は実写版「マレフィセント」としてリメイクされ、共感できる素敵なヴィランズ(悪役)に変貌していました。

2010年の映画「塔の上のラプンツェル」を最後に、ディズニーのアニメ映画では悲惨な亡くなり方は無くなったので、安心して子供だけでも鑑賞することができますよ^^

ちなみに、1998年の続編「シンバズ・プライド」では、プライド・ランドを追放されたスカーの妻であるジラ息子のヌカ、娘のビタニ、養子のコブが登場します。

ライオン・キング2にあたる「シンバズ・プライド」は、シンバと妻のナラとの間に誕生したキアラが主人公で、コブと恋に落ちるのですが、追放されたスカーの妻のジラ達とシンバ達が対立してしまうというストーリー。

続編の「シンバズ・プライド」は、過ちを許すことの大切さを学べる良い映画なので、ぜひ見てみてくださいね^^

また、ライオン・キング3である「ハクナ・マタタ」という映画もありますが、ティモンプンパァの出会いと「ライオン・キング」の一部を切り取って描いた作品なので、シンバスカーの3世代に渡る確執は「シンバズ・プライド」で終了になります。

ティモンプンパァが好きな人は、「ハクナ・マタタ」もぜひ観てくださいね^^

こうして3世代に渡るシンバの物語はハッピーエンドを迎えるのですが、実はスカーには、悲しい過去があったことが明かされる作品が存在しています

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ライオンキング【映画】スカーの過去と本名

ライオンキング【映画】スカーの過去

映画「ライオン・キング2」の「シンバズ・プライド」の続編にあたるスピンオフ作品に、「ライオン・ガード」というTVアニメーションシリーズが存在します。

その中で、映画「ライオン・キング」の主人公シンバの父ムファサが、どのようにしてプライム・ランドの王になり、どのようにしてスカーが堕落していったのかという過去の物語が詳しく描かれています

プライド・ランドでは、王位継承権のある次男(次女)には、ライオン・ガードという警備集団を率いてサークル・オブ・ライフ(自然の生命の循環)を守るという大きな任務が課せられていました。

全部で5頭のオスライオンで構成されたライオン・ガードを率いていたのが、ムファサの弟・スカーでした。

そして、ムファサスカーは、ロアーオブエルダーズ(英雄の吠え声)という祖先の魂達が授けてくれる特殊効果を持つ超自然的な吠え声を授かっていました。

スカーは、あまりに強大な威力のあるロアーオブエルターズの力に慢心して、王にふさわしいのは自分だと考えるようになり、ムファサを亡き者にしようと画策します。

ある時、ライオンガードのメンバーに、王位継承権のあるムファサを襲うように命令しますが、拒否されたため、ロアーオブエルターズを使って全員を亡き者にしてしまいました。

ロアーズオブエルターズを悪用したスカーは、祖先の魂の怒りに触れて、能力を奪われると同時に弱体化します。

こうして、王位継承権がスカーから剥奪され、兄のムファサが王になったのです。

また、ちょうどこの時に、サークル・オブ・ライフ(自然の生命の循環)を守るライオンガードという組織やシステム自体が、プライド・ランドから忘れ去られてしまいました。

年月が経ち、ムファサに息子のシンバが生まれたところで、映画「ライオン・キング」に繋がります。

ちなみに、映画「ライオン・キング」には、サークル・オブ・ライフという曲があり、曲の始まりを聞くと、あーこれか!となる最も有名な曲ですよ。

ライオンキング【映画】スカーの本名

スカーには、実は「タカ」と言う本名がありますが、タカからスカーに名前が変わったのには理由があります。

幼い頃、タカは、兄であるムファサと仲良く暮らしていました。

しかし、プライド・ランドの王である父親のアハディが、次の王様はムファサだと、ムファサにばかり愛情を注ぐようになってしまいます。

父親のアハディムファサにばかり愛情を注ぐため疎外感を感じたタカは、自分は愛されていない、いらない存在なんだと思うようになってしまいました

自分は王国に必要ないと思ったタカは、ムファサプライド・ランドから距離を置くようになってしまい、次第にハイエナたちと仲良くなっていきます。

ハイエナたちと仲良くなったタカは、愛されなかったことや疎外感を感じた暗い過去が自分の傷になったと、アハディから名ずけてもらったタカという名前から、傷を意味するスカーに名前を変えたのです。

スカーの悪行は許されるものではないですが、スカーの名前の由来を知ると、哀しき悪役として同情の余地があるのかなと思います。

映画「ライオン・キング」を見る際は、ぜひスカーの名前の由来を意識して見てみてください。

スカーの発言や行動、王様になりたい理由も理解できるようになり、より物語を深く楽しむことができますよ^^

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まとめ

映画「ライオン・キング」に登場するスカーは、策略家で、目的の為なら手段を選ばない卑怯なヴィラン(悪役)として描かれています。

ですが、作品の中で最も人間に近い感情や行動を取る魅了的なキャラクターでもあります。

そして、本名の由来や過去を知ると、同情の余地がある哀しき悪役です。

スカーは、映画の最後に悲惨な最後を遂げてしまいますが、喜怒哀楽がコロコロ感情が変わる表情や、人間味溢れる行動で愛着が湧くキャラクターでもあるので、ぜひ注目してみてくださいね^^

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