2017年に公開された映画「スパイダーマン:ホームカミング」。
2008年の「アイアンマン」から始まったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と呼ばれるアベンジャーズシリーズの16作品目に位置付けられています。
2019年6月28日に公開された映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で23作品続いたMCUが一旦幕を閉じるため、話題になっています。
今回は、16作品目にあたる「スパイダーマン:ホームカミング」の時系列について、映画「スパイダーマン:ホームカミング」を見る前に必要な知識や作品、他の作品へと繋がる伏線を紹介します。
過去のスパイダーマン作品については2ページ目で紹介しています。
※ スパイダーマンと関連作品のネタバレを含みますので注意してください。
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スパイダーマン:ホームカミング【映画】時系列は?
映画「スパイダーマン:ホームカミング」は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の16作品目。
MCUは大きく分けて3つに区切られていて、スパイダーマンが登場するのはフェーズ3の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)からになります。
まずは、MCUの映画の順番(時系列)を紹介していき、映画「スパイダーマン:ホームカミング」を視聴するのに役立つ情報を簡単に解説していきます^^
フェーズ1:アベンジャーズの設立
フェーズ1 | |
1 | 「アイアンマン」(2008年) |
2 | 「インクレディブル・ハルク」(2008年) |
3 | 「アイアンマン2」(2010年) |
4 | 「マイティ・ソー」(2011年) |
5 | 「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年) |
6 | 「アベンジャーズ」(2012年) |
MCUの最初の作品である映画「アイアンマン」の主人公:トニー・スタークは、スパイーダーマンの主人公:ピーター・パーカーをスカウトした人物であり師弟関係にもなります。
トニー・スタークは、MCUのスパイダーマンを語るには欠かせない存在なので、ぜひ覚えておいてください。
また、トニー・スタークは、映画「スパイダーマン:ホームカミング」に出演するだけでなく、MCUのフェーズ3の最後の作品・映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にも大きく関わってくる人物なので、映画「スパイダーマン:ホームカミング」を見る前に映画「アイアンマン」は視聴しておくことをオススメします。
そして、6作品目の映画「アベンジャーズ」を見ると、映画「スパイダーマン:ホームカミング」のヴィラン(悪役):バルチャーの誕生した理由がよくわかるのですが、特に時間が無ければ見る必要は無いかと思います。
簡単に説明すると、映画「アベンジャーズ」では、ニック・フューリー率いるアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソー、ホークアイ、ブラックウィドウが、宇宙人のチタウリ軍を相手にニューヨークの街で激しい闘いを繰り広げます。
残骸処理会社を営んでいたエイドリアン・トゥームスたちは、映画「アベンジャーズ」で破壊されたニューヨークの街のガレキの撤去を請け負っていました。
しかし、ダメージコントロール局(損害統制局)というアメリカ政府とトニー・スタークが設立した機関によって、宇宙人などの持つ地球外の物質が悪用されたり外部に漏れないようにと、エイドリアン・トゥームスたちは追い出されてしまいます。
こうして、エイドリアン・トゥームスは、仕事を奪われたことでトニー・スタークを恨むようになりました。
その後、エイドリアン・トゥームスは、宇宙人チタウリの残骸を利用して、ハイテク武器の開発に成功し、密売してお金を稼ぐようになります。
そして、飛行用スーツ・バルチャーの開発にも成功しました。
映画「スパイダーマン:ホームカミング」のヴィラン(悪役):バルチャー(エイドリアン・トゥームス)は、こうして生まれたのです。
フェーズ2:アベンジャーズの活躍
フェーズ2 | |
7 | 「アイアンマン3」(2013年) |
8 | 「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(2013年) |
9 | 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年) |
10 | 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年) |
11 | 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年) |
12 | 「アントマン」(2015年) |
フェーズ2では、新たにガーディアン・オブ・ギャラクシーやアントマンなど、新たなヒーローが登場します。
ですが、映画「スパイダーマン:ホームカミング」の視聴に関しては、特に事前に見ておくべき作品はないと思います。
面白い作品も多く、MCU作品の流れを知るには必要な作品ばかりなので、時間がある方は見てみてくださいね^^
フェーズ3:仲間割れと最後の闘い
フェーズ3 | |
13 | 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年) |
14 | 「ドクター・ストレンジ」(2016年) |
15 | 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017年) |
16 | 「スパイダーマン:ホームカミング」(2017年) |
17 | 「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017年) |
18 | 「ブラックパンサー」(2018年) |
19 | 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年) |
20 | 「アントマン&ワスプ」(2018年) |
21 | 「キャプテン・マーベル」(2019年) |
22 | 「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年) |
23 | 「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019年) |
13作品目にあたる映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で初めてスパイダーマンが登場します。
映画「シビル・ウォー」では、アベンジャーズの面々が、これからの活動方針を巡って対立し、国連の管理の下で活動を行うべきと考えるアイアンマン陣営と、自分たちの意思で活動するべきと考えるキャプテン・アメリカ陣営に分かれてしまいます。
スパイダーマンことピーター・パーカーは、トニー・スタークにスカウトされてアイアンマン陣営に加わり、キャプテン・アメリカ達と戦うことになるのです。
ちなみに、スパイダーマンの高性能のスパイダー・スーツは、トニー・スタークが開発したスーツです。
その後、16作品目の映画「スパイダーマン:ホームカミング」では、シビル・ウォーでの闘いを終えたピーター・パーカーが、トニー・スタークに認められたいと奮闘する姿が描かれています。
そして23作品目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では、「アベンジャーズ/エンドゲーム」で最大の闘いを終えた後のピーター・パーカーの活躍が描かれています。
映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のヴィラン(敵)もまたトニー・スタークが産み出したといえる敵です。
ということで、映画「スパイダーマン:ホームカミング」を見る前に、1作目の「アイアンマン」(2008年)と、13作品目の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)を見ておくと、より一層楽しむことができますよ^^
もちろん全部の作品を見た方が楽しめるので、時間のある方は観てみてくださいね。
22作品を見た後に、23作品目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019年)を見ると、感慨深いものがありますよ^^
スパイダーマン:ホームカミング【映画】の登場人物と簡単なあらすじ
そして今からホームカミング#スパイダーマン:ホームカミング pic.twitter.com/k8Alf5QxcM
— 海月。 (@N4fxKe) 2019年6月28日
スパイダーマン:ホームカミング【映画】の登場人物
ピーター・パーカー(スパイダーマン)
Spider-Man unmasks in first official photo from #SpiderManHomecoming! pic.twitter.com/GlRHioZf2d
— Marvel Entertainment (@Marvel) 2016年12月9日
俳優:トム・ホランド
日本語吹き替え: 榎木淳弥
ミッドタウン高校に通う15歳の少年。
ニューヨークのクィーンズにあるアパートで、叔母のメイと同居している。
学力が非常に優秀で、イタリア語も堪能。
映画「スターウォーズ」のファン(劇中でデス・スターのレゴやC-3POのフィギャアなどが登場)である。
特殊なクモに噛まれたことで、常人の何倍もの怪力や、俊敏性、壁を登れるほどの吸着能力、クモと同様の超感覚(スパイダーセンス)などを得た。(劇中では描かれていません。)
トニー・スターク
今日からアベンジャーズシリーズ見始めたので美容室に行って「ロバートダウニーJr.にして下さい。」と伝えたら知らないと言われたのでアイアンマンの画像見せたんだけどヒーローにしてくれとお願いする31歳どうなんだろうと冷静になった。 pic.twitter.com/ZmlLj41JeM
— むらかみ (@mrararara) 2019年6月23日
俳優:ロバート・ダウニー・Jr
日本語吹き替え:藤原啓治
スターク・インダストリーズの会長にして大富豪の天才発明家であり慈善家。
自分で発明したパワードスーツを装着し、アイアンマンとして戦っている。
アベンジャーズの協同リーダー。
ピーター・パーカーに大きな期待をしていて、指導者としても保護者としても面倒をみていて厳しく接する。
ピーター・パーカーの心の支えでもある。
ハロルド・ハッピー・ホーガン
今日(10/19)は、ハッピー・ホーガン役で、「アイアンマン」「アイアンマン2」の監督でもあるジョン・ファヴローの誕生日!
『スパイダーマン:ホームカミング』でハッピーが育てた(?)スパイダーマンは『#アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でどう活躍するか要チェック! pic.twitter.com/hRPmYFy9JB
— Marvel (@marvel_jp) 2017年10月19日
俳優:ジョン・ファヴロー
日本語吹き替え: 大西健晴
トニー・スタークの会社スターク・インダストリーのCEO。
MCU7作目の映画「アイアンマン3」以来の登場になるが、トニー・スターク専属の運転手であり親友でもある。
ピーター・パーカーのお目付役であり、アベンジャーズタワーの引越しの管理を行なっている。
MCU23作目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でも活躍するのでぜひ覚えておいてください。
- ミシェル・MJ・ジョーンズ
\HappyBirthday🎉/
本日は大人びたピーターの同級生、ミシェル役を演じるゼンデイヤの21歳のバースデイ🎂‼口数も少なく、考えが読めない…けど、とても魅力的なミステリアスガールを好演しています✨ #スパイダーマン pic.twitter.com/JfC11EmeUG— 映画『スパイダーマン』公式 (@SpidermanfilmJP) 2017年9月1日
- ネッド・リーズ
俺が活躍してるスパイダーマン:ファー・フロム・ホームが公開中!!
是非観に来てくれよなっ!😁😁😁
あ、でもエンドゲーム観てないよって人はがっつりネタバレされるから気をつけてくれよ〜??
(親近感がわくネッドの活躍がめちゃくちゃありますように🙏) pic.twitter.com/hPQtC9q7B0— さねちん (@ryusane0420) 2019年6月29日
俳優:ゼンデイヤ
日本語吹き替え:真壁かずみ
少し根暗で一匹狼。
ピーター・パーカーのクラスメイトで、何かにつけてに皮肉を言う。
博識で勉強熱心だが、友達はいないと自称している。
MCU23作目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では、かなりの重要なポジションなので、今作の行動や言動を覚えておくと更に楽しめますよ。
俳優:ジェイコブ・バタロン
日本語吹き替え:吉田ウーロン太
ピーター・パーカーのクラスメイトであり親友。
ムードメーカーでもあり、プログラミングも得意。
ピーター・パーカーの正体を知ってからは良き相棒として活躍する。
MCU23作目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でも大活躍する上に、恋愛でも発展が…。
エイドリアン・トゥームス(バルチャー)
【Happy Birthday!】
本作にて、#スパイダーマン の最大の敵バルチャーことエイドリアン・トゥームスを演じた、マイケル・キートン66歳のバースデー!キートン曰く「彼なりに悪と戦っている。」という通り、ただの悪者じゃない重要な役を巧みに演じています💡その物語に注目👀‼ pic.twitter.com/SYPSyMDv7Y— 映画『スパイダーマン』公式 (@SpidermanfilmJP) 2017年9月5日
俳優:マイケル・キートン
日本語吹き替え:大川透
今作のヴィラン(悪役)で、バルチャーという飛行用スーツを身にまとい暗躍する。
産業廃棄物処理の経営者だったが、トニー・スタークと政府によるダメージコントロール局の介入により失業してしまう。
宇宙人チタウリの残骸などから兵器を開発し、犯罪者への密売をして生計を立てている。
家族想いであり義理深いところもある。
リズ・トゥームス
みんな、リズのこと覚えてる??#スパイダーマン pic.twitter.com/RwmhgbHBBt
— ウメ子 (@osushi_tamago) 2019年6月28日
俳優:ローラ・ハリアー
日本語吹き替え:美山加恋
ピーター・パーカーが恋しているマドンナ的存在。
心優しい女の子で、スパイダーマンのファンでもある。
今作のヴィラン(悪役)であるエイドリアン・トゥームスの実の娘。
ここでは割愛していますが、映画「スパイダーマン:ホームカミング」に登場するミッドタウン高校の先生や同級生を覚えておくと、MCU23作目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」をより一層楽しむことができますよ^^
MCU23作目の映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、映画「スパイダーマン:ホームカミング」の続編ですが、間にあるMCUの22作目「エンドゲーム」を見ておかないと喋ってる内容や状況が理解できないかもしれないので注意してください。
スパイダーマン:ホームカミング【映画】の簡単なあらすじ
「スパイダーマン ホームカミング」
改めて観たけど、やっぱこれめちゃめちゃ面白いわ。
学園モノでライトな陰キャ設定のピーターとネッドのコンビは楽しい。
ヴァルチャー達の背景がしっかりしてて感情移入できるし、ガジェット描写はカッコいいし、なによりトニーがメンターなのが激アツすぎる。 pic.twitter.com/4ZF7qTjNU4— きりとし (@daikiri_films) 2019年6月27日
ニューヨークのクイーンズに住む高校生のピーター・パーカーは、シビルウォーでの闘いの後、トニー・スタークにスーツを貰い、「親愛なる隣人」スパイダーマンとして、街の犯罪行為を阻止するための活動を行なっていた。
ピーター・パーカーは、アベンジャーズへの参加など、ヒーローとしての大きな活躍を願っていたが、トニー・スタークは勿論のこと、お目付け役のハロルド・ハッピー・ホーガンからは返事すら貰えない状態だった。
そんな中、ハイテクな兵器を使うATM強盗団に遭遇するが…。
主人公ピーター・パーカーの学校生活や恋愛模様、スパイダーマンとしてどう活躍するか悩んだりと、本物のヒーローになるための成長が描かれます。
今作を見ると、ドジで明るくお茶目なピーター・パーカーが好きになり、トニー・スタークを含めた脇役にも愛着がわくと思いますよ^^